2020-03-22

外出禁止は免れましたが…

各国と並んで、州によって外出禁止が出ていたドイツ。
今日の首相と州知事の話し合いで
Kontaktverbot (接触禁止)が決まりました。

外出禁止よりまだ良かったと思えそうですが、
家族、パートナー、同居人以外の人との接触は認めない。
NRW州は公の場で3名以上で会うことは認めない。
仕事などで止むおえず人を接触する場合、
1.5メートルできれば2メートルの間隔をとること。

規則を破った場合、200ユーロもしくは
最高25,000ユーロの罰金を徴収されるか、5年以下の懲役だそうです。

だから、仕事をするために職場へ行っても良いですが、
間隔を保つことと、一か所に3名以上居てはいけない。
質問があれば、近くに居ても電話で聞かなくちゃいけません。(笑)

幸い、外へ出ることは問題がないので少し安心。
禁止で一番大切なことは、家族やパートナーではなく、
他人との接触に気をつけなければならないこと。

特に感染者が著しく多いNRW州は厳しく取り締まるようです。

私は明日、出社の予定ですが博士から教育的指導あり。
会社に確認して、できれば通勤証明を出してもらうよう言われました。

どうなるんだ…出勤しなくちゃならないの!?
と不安になりましたが、同僚から即、証明書が送られてきました。
さすがです!

とりあえず、この接触禁止は2週間の予定。
その先がどうなるかはわかりませんが、慣れるしかございません。

世の中が緊張状態ですが、季節は巡る。
春到来で桜が満開になっております。


自然は本当に偉大でございます。

明日の出勤、ちょっとだけ緊張。
どうなりますことやら。

追記ですが…メルケル首相がCOVID-19に感染したという。
驚きのニュースがございました。

2020-03-21

快晴の土曜日なり

今朝の最低気温は0℃と冷え込みました。
ですが、太陽が輝く最高のお天気。

いつ外出禁止令になってもおかしくない状況下ですが、
太陽の光を浴びに博士と午前中からお出かけ。
ご近所…と言っても徒歩20分の市場へ参りました。

見た目いつもと変わらないようですが…
写真には撮りませんでしたが、市場でも人が並んでお買い物。
青空市場なのに…と思いましたが、一人一人の対面接客です。


お年寄りが勝手がわからず、お肉屋さんにいつも通りに行くと、
神経質に「後ろに回って並んで!」と。
おばあちゃんは何の事だか分からない。
周りの人も誰も順番を譲るわけでも、助けるわけでもない。
なんか少し、悲しくなりました。

それからALDI(アルディ)にワインを買いに立ち寄る。
するとレジにこんな張り紙が。
「お一人二個までとさせていただきます」
トイレットペーパーと書いてあるのは読めたのですが、
もう一つは何だろう…???
しかも「なるべくカードでお支払いください」という
別の張り紙がレジの先に貼ってありました。
確かに…レジの人の健康を考えれば当然です。

あまりに天気が良かったので、博士とライン川までお散歩へ。
向かう途中で小腹が空いたのでパン屋さんへ立ち寄りました。

店内での飲食ができないとのこと。
ここは並ぶほどではなかったのでほっと致しました。

お天気が良ければ人がいっぱいのこの近辺も閑散としてます。
気が付いたのですが、いつもより空気がよろしい。
車が少ないってこういうことなのね。 
ジョギング、散歩の人もまばらです。 
ライン川が静かに流れるのみ。

医療従事者の方々も大変な状況下、頑張っておりますが、
パン屋さんやスーパーの従業員、.市場の方々も同様、
本当に早朝から棚卸、接客と感染のリスクを負いながら
皆、私たちのために頑張っているのです。

こんな状況下ですから、
神経質になるのもわかるような気がいたします。

あらゆる人の生活が一日も早く元に戻りますように。
祈らずにはいられないのでございます。

2020-03-20

こんな時ですが、初出勤!

以前にも書きましたが、昨年の11月下旬から2月の末まで
短期のお仕事をしておりました。
そして、契約が終了する間際に面接があり、
次の就職先が決まり、今月16日から出勤。

当初は、三月はちょっとお休みして四月から…と、
のんきなことを考えておりましたが、
これが4月だったら、今回のコロナ感染の件で
就職活動どころではなかったです。

なんと言っても、初出勤する前の週から国内の状況が一変。
周辺各国の国境が閉鎖、
劇場、映画館、図書館、博物館、美術館も休業。
そんな中でのお仕事開始でしたが、
考えれば考えるほど、なんて幸運だったのかと。

採用を決めて下さった会社に感謝でございます。

ドイツ国内は先週末から毎日状況が変わっております。

レストランは18時までの営業制限が
翌日には15時に短縮され、電車も週末ダイヤで運行です。
各社は在宅勤務に切り替わり始め、
オフィス街は閑散としております。

私の新しい職場もオフィス街の一角にありますが、
実に静かで人も車も少なめ。

今日は社用で銀行へ行ったのですが、
会社の同僚と二人、電車を使わず徒歩で往復約一時間。
バックに消毒液持参でお出かけでした。

銀行では窓口にも「距離を保ちましょう」
という看板がございました。
銀行の方々もピリピリで、空気張りつめております。

その銀行の帰りにお疲れの同僚たちにケーキでも買おうと、
パン屋さんに立ち寄ってビックリ。

こんな張り紙がお店に
カウンターは(感染予防のため)1m間隔、
1.5m離れて(お客様同士の間隔)並んで下さい。
という内容。

その後、スーパーの前を通るとこんなことになっておりました。 
店内で人が密着しないように、入場制限中。

これ、ただ人がバラバラにいるのではありません。
入店できるのを待っている買い物客の列なのです。
感染しないように、皆さん間隔を置いて並んでおります。
でも、誰もマスクはしていない。

この辺りでマスクをしているのは、
 某中国系IT企業の社員か、ご近所中国人とうちの博士くらいです。
博士も授業ができなくなってデュッセルドルフ入り。
2つのスーツケースに食料とトイレットペーパー持参。

一人よりは二人でのほうが心強い。
何かと助かっております。

今日になってフライブルクなど一部の地域で
外出禁止を行うという発表がありました。

感染拡大が著しいNRW州がどうなるのかと思いましたが、
今朝の州知事の会見では自粛はお願いするが、
自由は必要なので外出禁止令は今のところはないとのこと。

ただ、日々状況が変わるので情報チェックは欠かせません。

つい最近まで「インフルエンザより軽い」と、なーんにも気にせず、
サッカー観戦だなんだと普通に生活していた人たちが、
人との距離を気にし始め、ものを触るにも神経質になりはじめました。

そして今日もトイレットペーパーは売切れのまま。

でも、毎日太陽は登り、沈んでいく。
外の桜はいつの間にか満開です。
こういう時だからこそ、1日の終わりに
今日を無事に過ごせたことに感謝し、
普通に食事をして、家族や友人と笑って、
生きている時間を大切にしたいと
考える今日この頃でございます。

コロナより、怖いのはパニック状態の人間。

さあ、呼吸して、心に安穏を…もう春です。

2020-03-15

食べ物…ストック命

ドイツでも買い占め族が増員中。
大変なのはやはり現場です。
入荷して棚に商品を並べるのはお店のお仕事。
通常は1,2回で済んでいたストック補充も
3回しなければならい状況だそうです。

我が家もいざという時のために、
過度にならない程度で食料の準備を致しました。

たまたま白菜で新鮮なものが手に入ったので、
いざという時のために白いご飯と合うキムチを作りました。

こちらがキムチの元です。
この中に二時間塩漬けしたキムチをなじませるだけ。
思ったよりも旨辛でご飯が進みます。

そしてスロークッカーを使って焼き豚作り。
ひれ肉を醤油で煮込んだだけなのですが、
まんまで煮たので切るとぼろほろに。
これを冷凍してお料理に使います。
煮込んだお肉の残りタレはそのまま冷蔵庫へ。

これでお肉を少し入れ、野菜を加えて炊き込みご飯に。
何一つ無駄にはならずにウマウマでございます。

いざという時のために、
ニンジン、カリフラワーなどは刻んで冷凍。
もう我が家の冷凍庫はパンパンになっております。

添加物を使っているものより手作りが一番。
時間をかけることに楽しみがございます。

これぞスローライフ。
皆様もお試しくださいませ。

ドイツ国内の感染状況

ちょっと真面目なタイトルですが、
13日の金曜日から(あ、13日の金曜日!?)
ドイツ国内の状況が大きく変わりつつあります。

まず、感染者3,000名を超えた状況を受けて、
3月16日から幼稚園を初めてとして、
全国の学校が休校になります。
各大学もその流れで授業が休講になるようです。
劇場、映画館なども閉館です。

レストランはまだ営業しておりますが、
オーストラリアは営業時間に制限をかけはじめ、
ドイツとの国境も閉鎖しました。
ポーランド、スロバキア、チェコと次々に国境閉鎖です。

学校が休講になるということで、
スーパーには多くの人が詰めかけ買い占めに拍車がかかります。

ドイツはシングルマザーや夫婦がそれぞれ仕事をしている
という人が多いので、子供を預けられなのは至難。
皆さん、同僚や友人と協力してスケジュールを組んだり、
兼業主婦には結構大変な事態になっています。

ドイツの企業も一部、在宅ワークを始めているようですが、
もしかしたらイタリアのように、
国全体で就業をストップする可能性も考えられます。

今日はゲッティンゲンからデュッセルドルフへ向かいます。
いつもは混むはずの電車ですが、スカスカ。

何も変わらないのは車窓からの景色。 

サッカーのボルシア・ドルトムンドの選手一人が、
感染していたという報道がありました。
予定していた試合は完全に中止。
リーグ戦もしばらくはお休みです。

週明けにどんな展開がるのか。
ラジオ、ネットと情報をしっかり見極めつつ、
次の準備をしたいと思います。

2020-03-13

か、か、カギがっ!?

何故、買い占めるのか…などと以前書きました。
ハムスター買い行動の人間がドイツ中。
毎日、スーパーからトイレットペーパーが消えてゆく。

ドイツ人は「コロナはインフルエンザより軽い」などと、
全く気にしてもいないようですが買い占めます。
理由は自分が感染した場合を考えての事。
軽度の症状なら2週間、絶対に外出はしてはいけない。
その間の自分の食料などは、自分でアレンジしなくてはいけません。

また、NRW州のように、国の感染者の半数を抱えるところは、
買い物すること自体、感染のリスクを増やすため、
できるだけ早いうちに買いだめしておこうをいうもの。

私も時間がある今のうちに準備をと、
木曜日にせっせと買い占めいたしました、

購入したものは一旦地下室へ保管。
お米、缶詰、トイレットペーパー、洗剤、化粧品など。
ゴミ袋もストックを買置きしました。

 きちんと整理し、いつでも取り出しやすいように…
完璧に準備したことに満足し、地下室の物置に錠をかけた瞬間!

本当に、その数秒の時に頭の中をよぎったことが。
「家の鍵!?」

ああああああああ!

時すでに遅し。

アパートの入り口、家の鍵など、カギというカギ一式、
物置の中に置き忘れてしまったのです。

一人でビビる、焦る、うろたえる。

冷静になったところでどうしたものか。

ただ、不幸中の幸いなことが。

何気に買い物をしてまっすぐ地下へ下りたため、
外着のまま、リュックサックに財布とスマホが入ってました。
そして、一週間前に博士にスペアキーを渡していたので、
すぐに電話し、急遽ゲッティンゲンへ向かうことに。

チケット代、高いですが致し方なし。
買い物へ行って、外出時に着用したものは即洗濯のつもりだったので
またしても、超イケてないヨレヨレの格好だったのですが、
そんなのもうどうでもいい。
ICE(新幹線)に揺られて参りました。

フランクフルトで乗り換えて、
食堂車に陣取り、一人イケてない格好でワインを頂く。
正直、イケてなくてもドイツじゃ普通!?
あ~ここがドイツで良かった。

深夜23時を過ぎて、ゲッティンゲンにご到着。
信じられないところで、何かと守られていることに感謝。
今後はカギに敏感になりそうでございます。

2020-03-10

Curry なる都市伝説!?

明日から新職場へ通勤致します。
それで、電車の定期券の解約をしていないことに気づく。
チョイご近所散歩の予定を急遽変更。
乗りたくなけど電車に揺られ、駅まで参りました。

次の職場がなんと自宅から徒歩20分。
定期券は色々と便利なので解約を悩みましたが、
ライン川を越えて町へ行かずとも、近隣で用が済むし、
何か必要なものはアマゾン頼りの今日この頃。
運動不足解消と節約を考えて、まずはお試しでございます。

定期の解約手続きの後、和食材でも買おうかと思いましたが、
足は全く別の方向へ進んで行きまして、おススメのインド料理店へ。

ちょっと喉がイガイガだったので、
「カレーは抗ウィルス作用がある!?」という
都市伝説を思い出して立ち寄りました。

まずはアルト・ビアでおひとり乾杯。
ベジタリアンセットを本日もご注文。
相変わらず満席。
人ごみは避けたほうが良いのでしょうが、今日は例外。
もう町へあまり来ることはないと思いますし、特別です。

本日のデザートはいつもと違う。
蜜がかかったココナッツ団子。
レストランに到着し、我に返ってハッとすることが。
実は、ご近所散歩で出たため、超ダサ普段着だったことを忘れてました。

コートを脱ぐ段になり、しまった…と。
でも、お客様の誰も私には目もくれていないので、
気にせず一人カレーに舌鼓をうったのでございます。

満腹で大満足のあと、お店の近くのスーパーへ。
お気に入りのEDEKA Zurheide(エデカ・ツァハイデ)
今日もやっぱりトイレットペーパーが売れている。
石鹸の棚はどこもこんな感じです。
ついでにハンドクリームとかもなくなっている。
お米のコーナーもずっとこんな感じでしょうかね。

小麦はセール品からなくなってます。 

パスタのコーナーも欠品、補充、欠品の繰り返し。 
今週の目玉商品はバリラのパスタでしたが、
広告掲載の値段より6セント高くなってました。
理由は売れすぎのため。

周囲のドイツ人はCOVID-19に対しては楽観的で
「インフルエンザより軽いから大丈夫」という感じ。

それなのになぜ買い占めるのか!?

理由は、自分が感染したときに自宅待機が義務づけられるから。
(もちろん、重度の場合は医療機関へ入院ですが)

私もその昔、日本で豚インフルエンザを発症した経験があり、
一週間外出禁止を言い渡されました。
その時は甥っ子が買い物を助けてくれたので、
問題はありませんでしたが大変でした。

ところで、人間とは不思議なもので、
商品がカラの棚を見てしまうと、
何か買わなくちゃいけない衝動にかられます。

私も思わずトイレットペーパーに手をかけそうになりました。
でも、買わなかったけど。

トマト缶が消えゆく中での例外はこちら。
我が好物「Mutti」のトマト缶は在庫がいっぱい。
お値段がお高いので、あまり手がかからないようです。

全てにおいて、お安い順からなくなっている。
さすが、ドイツ…こんな時も節約魂は健在でございます。

野菜、果物、お肉、魚の冷凍食品に次いで売れているのは、
何故かお手頃価格スィーツ 
どんなときも、デザートは欠かせないのね。

普段は食品の廃棄が問題になるほどでしたが、
今は全く真逆の現象。

イタリアでは北の人たちが南へ移動しようと
一部混乱があったようだと聞きます。

我がNRW州も他人事ではなくなるのでは。

不安は尽きませんが、生命力が勝負。
ふさぎこまずに、前向いて生きましょう!!

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...