2016-12-08

十一年目の師走

12月に入り、お天気が良い日が続いております。

スッキリ晴れた日は、太陽燦々。
ですが、気温はキリリと寒く、冷え冷えになるのです。

こんな日が続きますと、周りもゴホゴホ…体調を崩す人も。
ノロウィルスが流行り始めているなんて、ニュースもあったりです。

しばし風邪と無縁の私でしたが、先週末から少し体調を崩し気味。
どうもお腹の調子が再びイマイチとなり、
火曜日から大事を取ってお休みすることになりました。

そんなところへ、日本の友人からこんなものが送られてきました。

文庫本二冊
左の『ゆっくり動くと人生が変わる』という本、
読み終えましたが、学ぶこと多しでした。

自律神経について書かれた本なのですが、思い当たる節も多く、
自分がどうして体を壊してしまったのか、よ~く振り返ることもできました。

昨日から池波正太郎氏の『ル・パスタン』を読み始めましたが、
これまた奥が深く、読んでいて落ち着く本。

昭和生まれとしては、共感できることもあり、
どこか懐かしい匂いがするエッセイです。

ドイツで迎える師走も十一回目となりましたが、
10年過ぎるのは、本当にあっという間でした。

在独10年目で体調を大きく崩すという2016年。
色んなことが頭の中を駆け巡りました。

ただ、病気になって人生全般、ちょっと大げさかもしれませんが、
生き方とか、自身の心を見つめなおすとか、
今までにはできなかった内面の整理というものができた気が致します。

人生、半世紀も生きてまいりますと、
ものの見方というものが、本当に変わります。


2017年、まずは健康を目指しつつ、
しなやかにまたひとつ、年を重ねられたらと思います。

少し早いですが、皆様も良い年の瀬、
そして新しい年をお迎えくださいませ。

2016-11-27

クリスマス・パーリィ

歳を重ねるたびに、一年経過を早く感じます。
毎年、おんなじことを言っているようですが、本当に時間というのは早い。

私のドイツ在住も丸10年を迎え、11年目に突入。
こんなに長く住むとは思っておりませんでした。

ですが、海外生活も10年となりますと、
日本へ生活基盤を戻すことに腰が引けるのも事実。

日本は確かに便利で、本当に住みやすい国だと思うのですが、
仕事をする私としては、ドイツの労働環境は捨て難い。

病気をしても、お休みを取りやすい環境であるし、
有給休暇もしっかり取れてと、いう事なしなのです。

日本なら、休むことに罪悪感を感じながら…というのが常。
病気で長期休む場合は、有休を消化するのが当たり前。

それに比べて、ドイツは実に人間的でございます。

まあ、今は全ての会社がそうだとは言い切れませんが…。
それにしても、やっぱりドイツの労働環境はヨロシイのでございます。

さて、11月も半ばを過ぎますと、クリスマスマーケットが始まり、
巷もクリスマスに向けてムードが盛り上がって参ります。

会社でもパーティが行われたりのシーズン。
うちの会社もこの金曜日がパーティでございました。

今年は参加しましょうと、準備万端の私でしたが、
当日になって胃腸が絶不調になり、タクシーで帰宅と相成りました。

グリアジンというタンパク質にアレルギー反応があると判明してから、
パンなどは食べておりませんで、私の昼食はもっぱらこんな感じ。

コーン、豆、ツナのサラダとキヌアと粟のチキンスープ仕立て

こんな感じの昼食を朝は10時頃、そして13時頃と2回に分けて頂くのです。

ところが、調子に乗って連日残業をしたのと、
どうにも腸が相当弱っていたのが重なったのか、
楽しみにしていたクリスマス・パーリィ当日にダウンしてしまいました。

土曜日に少し良くなって、空腹を感じて簡単な食事をしたのですが、
その後がどうもよろしくない。再びダウン。

それで、いっそファスティングをしたほうが良いと考え、
鶏手羽先を使ってスープを作りました。 
ポロネギ、昆布、ニンジン、ショウガ、ニンニク、干しシイタケで調理

フランス産の天然海塩を使って頂きます。

病院の先生から、長期間、アレルギーを放っておいたため、
想像以上に腸の機能とバクテリアが弱っていると言われました。

とにかく、何をどう食べても便通に問題が相当あり、
消化機能が思うように働いていないのがはっきり分かるのです。

それに、再び食べて良いと言われたチーズやヨーグルトはアウトの模様。
しかも小麦やお米の代わりに選んだキヌアと粟もダメなようです。

乳製品は、食べて数分後に鼻水ダダ漏れ、
穀物はしばらくしてから口の中が痒くなるのです。

なんて七面倒くさい体になってしまったのか。

でも、嘆いても、怒っても体はすぐには変われない。

ここは性根を据えて、自分の体と向き合うしかないのです。

医療の力を借りつつも、自分の管理も大切な事。
体の声を聴きながら、必ず克服していこうと再決意。

わけのわからない病気でシンドイですが、
体についての新しい発見も多く、プラスになることも多々。

今年はハンガリーでクリスマスを過ごすのですが、
天然ハーブをたっぷり味わいながら、健康回復に努めたいと存じます。

2016-11-26

今年最後の週末散歩 Hamburg

先々週、博士と二人で一泊二日のハンブルグ旅行へ参りました。

新幹線に揺られて…
6時台の早朝出発。

朝早いと列車も空いていて静かです。

この日のハンブルグ、信じられないほどの快晴。
11月でこれほどの青空は滅多にないこと。




散歩しながら娘が学ぶ大学へ。
お昼ご飯は大学のメンザ(学生食堂)で頂くことに。

娘から、計り売りなので、一皿にできる限り盛るようにと言われ… 
アレルギーのある私は、とにかく野菜を乗せ放題。
これで一皿4.70ユーロ。

平日の大学食堂は、観光客がよく食事に来るとか。
メンザから港を眺めながらお安く食事ができるので、
隠れた人気スポットなんだそうです。驚き。

食事を済ませて船で湾内一周することに。
 
ハンブルグチケットなるもので、美術館が割引になったり、
公共交通機関乗り放題などが可能ですが、
私たちは美術館を見ることのないので、通常の地下鉄一日乗車券を購入。
交通機関A区域用のものを購入すれば、それでこの船も乗れるのです。 
夏ならデッキが最高ですが…寒すぎ。

ハンブルグ、なかなかどうしてホテルはお高め。
お値段まあまあ、朝食付きで割と評判の良いホテルを予約致しました。
美術館近くのHotel Fink 
古い建物のワンフロアを改装して、ホテルとして使用。
部屋は綺麗に清掃が行き届いておりました。
ただ、欠点がひとつだけ。

トイレがまさかの共同だった。

シャワールームが取ってつけたようなものが
部屋にあったのは許せました。

ですが、トイレが廊下に一か所だけ。
腸が不調な私は、ちょっと青ざめた瞬間。

でも…
朝食を頂いた食堂が可愛かった。 
 アンティークのタイルが素敵
ホテルの朝食はまあ、ドイツ国内似たようなのものなので、
特筆すべきことはございませんでした。

ただ、ホテルがある区域はとても閑静で雰囲気あり。
これで二人で一泊90ユーロ。

うーんいかがなものか。
トイレの事を考えたら、もう30ユーロ安くてもいいかも。

翌日は冬景色のハンブルグへ逆戻り。
 北海道の寒さにとても似ていて懐かしい感じ。
雪が降ると雰囲気があってよいのですが、
とにかくシバレる冬のハンブルグ。

次回は夏に…ということで、帰路についた次第でございます。

2016-11-07

体重2キロ減

ドイツも柿が美味しい季節になっております。

腸ガンジダが一掃され、果物を食べても良くなりました。
米、小麦、卵、大豆がダメになった今、果物復活は願ったり叶ったり。
食事とバランスよく頂いております。

好物の柿はゼリーのような食感の完熟ものがベスト
主食を粟などにしまして、かぼちゃ、魚、お肉などを食した週末。
それで驚いたことがひとつ。

なんと、金曜日から体重が-2kg減っているのです。

体重計が壊れたんじゃないのか!?

あまりに短期間で減量してしまったので、念のため病院へ行ってきました。
そして、不安だったので、「セリアック病の検査」を申し出てみたのです。

そうしましたら、私の場合は腸の病理検査から診て、
セリアック病ではないのだそう。
ほっ…一安心。

症状があまりに酷似しているので、間違いなくこの病では…
と、思ったのですが、先生から
「セリアックの場合はグルテンに反応があります」
私はグルテンではなく、グリアジンへのアレルギー。
似て非なるものだという事でした。

それで、アレルギー治療がいかほどかを伺ったのですが、
保険適用外のため、3種類のアレルギー治療で650ユーロ也。

あらら…そんなにかかるわけ。

日本へ往復できちゃう格安航空券分よりお高い。

まあ、パンやお米が食べられなくても、別に死ぬわけじゃなし。
ホメオパシーという選択もあるので、ここはもう少し熟慮することに致します。

それにしても、人間の体というのはなんなんでしょう。
ある日突然、こんなけったいなアレルギーになってしまうとは。
ドイツで免疫力、めちゃめちゃ弱くなったのでしょうか。

恐るべし、ゲルマン環境。

とにかく、きれいに痩せたからいいだろう。
許してやろう、アレルギー。

闘いはまだまだ続くのでございます。

2016-11-06

雑穀三兄弟とパプリカの肉詰めトマトソース煮込み

お米、小麦以外に頂ける雑穀をご近所BIOショップで入手致しました。

アマランサス、粟、白キノア
食の救世主、雑穀三兄弟でございます。

三種類適量に混ぜ合わせ、約2倍~3倍の量のお水を加えて沸騰。
(お塩一つまみを加え、煮立った際にアクを掬い取ります)

それから火を止めてしばし放置するだけ。
私は蒸らす前にオリーブオイルを加えてしまいます。

本日のメインディッシュはパプリカの肉詰めトマトソース煮込み
こんな組み合わせで、雑穀ディナーももウマウマ 。
アレルギーであれもこれも食べられない…と、深刻に考えるのを辞めました。

それより、あれもこれも試せる!
これとこれは食べられる!と、楽しくメニューを考えることに致しました。

体調を崩した当初は、一体何を食べればいいのかと深刻に悩みました。
食べることがなにより好きな私にとってはショックなことばかり。
おまけに、体を気遣って食べているものが更なる不調を招き、
原因がわかるまでの長い長い数カ月。

外食にも制限があり、楽しめない。
どこかに招かれても周囲に気を使わせてしまう云々。

私だってなりたくてなった病ではございません。
それなりに悩みましたし、落ち込みも致しました。

ですが・・・
病に心までやられてはいけないのです。

ここですべての不調の原因が分かったことが幸運。
世の中には、もっと深刻にアレルギーで悩んでいる人も沢山います。

この際、食と上手に向き合いながら、アレルギーとお付き合いしたいもの。
また、食の安全、生活全般についても多く学ぼうと決めました。

生活に新たな変化をくれた病に感謝でございます。

2016-11-05

続・アレルギー

年間で最も暗い季節と言われる11月に突入いたしました。
ドイツでは、自殺者が一番多い季節とも申します。

人間、太陽が少ないと気分もマイナス傾向になるようです。
お日様の光って大事なんですね。

さて、フルタイムで仕事もできるようになり、残業までこなすようになれました。
体力がかなり回復しているのを実感する今日この頃。
ところが、どうも消化の調子に問題があり、イマイチすっきりこない。

原因は米、大豆、卵アレルギーと言われたので、
それらの食品に気を遣うも便秘が絶えない。
便秘に加えて酷い鼻水ダダ漏れ、皮膚のかゆみもあり。

加えて、これは以前から気になっていたのですが、
どうもパンを食べた後、口の中の上あごの奥が痒くなるのです。

食に気を付けても、あまりにお腹が張り、消化機能が停滞している。
便秘薬を飲むのも体には逆効果なので、病院へ駆け込みました。

そして、不調から半年を経過して分かった新事実がひとつ。

なんと、グリアジンアレルギーだと判明!

なんでしょ?それ?と、思う方がほとんどかと。

グリアジンとは主に小麦に含まれるたんぱく質のひとつらしい。

なので、米、大豆、卵に続き、小麦粉も頂けなくなりました。

グリアジンアレルギーならば、お米はオッケーなのでは?
と、思ったのですが、私は米もアレルギー反応が出たためアウト。
53歳でこんな面倒な体に、しかも異国の地でなってしまうとは。
これぞまさしく、青天の霹靂。

グリアジンを含まないもの…トウモロコシ粉
クスクスを食べると調子が悪くなる原因がこれでわかりました。
グリアジンが悪さをするため、とんでもない膨満感に襲われるのでした。

自宅でグリアジンのことをググりまくる。

日本よりドイツのサイトで検索するほうが、色んな情報を入手できました。
小麦の国なので、私と同じ問題を抱えている人が多いようです。

それで分かったことは、私はおそらくセリアック病だということ。
ドイツでもセリアック病の患者は増加傾向にあるらしく、
その数も推定40万から80万人だと。
(ちなみに、私もこの中のひとりということ)

また、今朝見つけたネットの記事では、牛乳と小麦不耐症だと。
ざっくりと申し上げますと、
小麦粉はグリアジン、牛乳はカセインという成分が問題らしい。

牛乳、小麦は神経にモルヒネのような作用を起こさせ、
際限のない食欲を起こしたり、慢性的な倦怠感、眠気を誘ったりするそうです。

私が一時期、異常な倦怠感に襲われ続けた原因は、ここにあるわけです。

また、ドイツでは国民病と言われている片頭痛。
牛乳と小麦はこの原因の一つとも言われているそうです。

まあ、とにかく、面倒なことになりました。

それより、限られた食材で栄養補給するには、色々知識が必要。
まずは、主食となるものを確保せねばなりません。

グリアジンを含まない雑穀とは何ぞや!?

とうもろこし以外に、大豆以外の豆、イモ類はOK
と、お医者様に教えて頂いたのですが、
その他の食材は何かあるのかしら…またまたググる。

キヌア、アマランサス、粟(ドイツ語:Hirse)、トウモロコシ粉(Meißmehl)

幸い、いずれもドイツのBIOshopで入手できるものばかり。
身近でそろえられることに感謝です。

本日より、グリアジンなしの食事、楽しんでみたいと存じます。

2016-11-01

ヒョウタンみたいなカボチャ

お米を食べられないので、会社へ持参するランチがワンパターン化しております。
最近は旬で調理も簡単なかぼちゃがお友達。

よくピュレーで頂くのは、Hokkaidoという名のオレンジ色のかぼちゃですが、
今回はヒョウタンを不細工にしたような
『Butterkürbis(バターカボチャ)』を試してみました。

こんな感じの断面
たまたま見たテレビの料理番組で使っていたのですが、
これをオーブンで焼いて、スプーンで身をくり抜くと調理も簡単だと。

それで、試しにオーブンでまねっこしてみました。

焼くと皮もツルりんと簡単に剥けるので、すりつぶすも良し、
サラダに使うも良しでございます。

私は皮を剥いてから小さく切って、タッパに保管。

オートミールと一緒にピュレーにしたカボチャを瓶詰にしたり、
サラダにしてランチに持参しようと思います。

カボチャをすり潰して香辛料やクリームチーズと混ぜ合わせ、
パンに塗ったりするのも良しですね。

準備だけしておけば、応用色々でございます。

明日のランチはキノアのサラダとかぼちゃのピュレ。
ビーガンメニューで参りたいと存じます。

2016-10-31

アレルギー

50歳を過ぎて、食物アレルギーになるなんて。
しかも米、大豆、卵のアレルギー。

いずれも和食によく顔を出す素材だけにショック。
カレーを作ってもご飯は食べられないので、ナンでいただくとか。
寿司もネタだけ?

大好きな厚焼き玉子もお預けでございます。

幸い、小麦は大丈夫なので良かったのですが、
パンを食べたあと、たまに上あごの奥の部分が痒くなったり致します。

栗を美味しく頂きましたが、ちょっと痒くなっちゃいました。

大豆がだめなので、味噌も醤油もアウトです。

ただ、ラッキーなことに、ドイツにはビオショップという強い味方がございます。
お米の代わりに、こんなものを見つけました。
キノアとクスクス

いずれも熱湯でふやかすだけで即頂ける。
塩、オリーブオイルで味付けし、サラダ感覚でOK。

そのほかに、BIOオートミールもご飯の代用として食べております。

最近はベジタリアンブームもあり、この手も食材が手軽に購入可能。
お値段もお手頃ですし、米アレルギーの私としては助かっております。

それにしても、アレルギーに悩む人が多いのでは?

昨日はたまたま来客があり、デザートに久々にケーキを焼くことに致しました。
それで、なんなら卵不使用でやってみようと、ネットでレシピをググる。
そうしましたら、まあ、沢山のレシピがあるじゃございませんか。

卵アレルギーのお子さんのために…という方も多かったですね。

アレルギーで食べ物に制限があるって、本当に辛い。
まして自分の子供が…となると、親としては切ない限りかと思います。

アレルギーになって食品全般に限らず、化粧品、洋服…
とにかく色々なことを総合的に考えるようになりました。

これからアレルギー治療を考えなければなりませんが、
その前に、食事を改善することで少しでも健康を取り戻したいと考えております。

ご飯を当分頂けないのは何ですが、
これはこれで食の幅を広げる良い機会と思って、色んなものを試す予定。
新しい素材に巡り合いましたら、大いに楽しんでみようと存じます。

2016-10-30

冬時間、そして栗

本日から、冬時間となりまして、時計の針を一時間マイナス。
いつもより朝寝坊しても、早起きして得した感がございます。

この夏、冬時間が実はめんどうで…いちいち時計の針を変えなくちゃいけません。
今どきはPCやスマホは自動ですから、昔よりは楽ですが、
居間の掛け時計、DVDや目覚まし時計は設定のし直しが必要。
今朝もせっせと時間を合わせておりました。

今日は爽快な青空が広がり、外出気分も盛り上がる。
博士とバスに揺られてフリマへ足を運びました。

フリマですが、なぜか八百屋の出店もあり、
柿やブドウを格安で入手。

それから、この度は旬も後半の栗を購入。
1㎏4.99ユーロ
早速、切れ目を入れてオーブンで焼き栗

粒が大きいので、かなりの食べごたえ。
うまうまでございます。

子供の頃は、栗は拾いに行くもので、買うものではございませんでした。
春先は行者ニンニクと蕗、タケノコ、
秋はキノコと栗を求めて、よく山菜取りに出かけました。

今は何でもスーパーに行けば入手可能。
野山へ出かけ、自然の恵みを探し求めることもなくなりました。
なんだか少し寂しいような…


やっぱり、自然から頂くものは力が違う。
山菜取り、行きたいかも。

自然が私を呼んでいる!?

2016-10-24

Super BIO Markt、日本語でどうぞ。

先週、胃カメラ再検査を終えました。

実は、胃潰瘍のお薬に副作用をおこし、投薬はストップ。
カスピ海ヨーグルトとかぼちゃ、オートミールなどを中心に、食事療法を実施。
その甲斐あってか、検査の結果、胃潰瘍は治りました。

今日は検査結果を持参しての主治医の診察。
胃潰瘍は治っても、どうも消化に問題がある点などお話致しました。

「胃潰瘍はなくなりましたが、胃が赤くただれている」とのことらしく、
その原因は、アレルギーだと。

胃潰瘍はなくなっても、お米、大豆、卵のアレルギーはそのままとのこと。

先週一週間の消化不良の原因をつらつら考えるに、
会社でのランチミーティングでケータリングされたお寿司を食べた記憶が蘇る。

まだまだ、調子に乗ってはイケないのでした。

先生から、もう少し良くなってから、
アレルギーの治療をするかどうか考えたほうが良いとのアドバイスを頂く。

まあ、これからの人生で和食を頂きたいのなら、この治療は受けねばなりません。

また、加工食品などには大豆由来のものが結構使われてますし、
先生曰く、ドイツ国内でも安価な全粒粉パンにコメが入っていることがあるそう。
これは全粒粉のパスタでもそんなことがあるらしい。
なんてことでしょう。

胃が完全に良くなるまでは、しばし食事制限が続くため、
病院の帰りにオーバーカッセルのビオスーパーに立ち寄りました。
地下鉄駅Belzenplatzから徒歩数分
ここ、カフェコーナーもあり、一休みが可能。
朝食をとっていなかったので、パンとコーヒーを頂く。

一休みしてから、会社へ持参するお弁当用にクスクスでも買おうかしらとお店へ。
すると、店員さんから日本語で話しかけられました。

Meerbusch同様、日本人駐在員が多く住むOberkassel
日本人のお客様のために、日本語対応スタッフが常勤する薬局(この並び)、
そしてBIOスーパーマーケットが登場とは。

ちなみに、こちらのBIOショップのご担当者でございますが、
シャルロッテ・ヨリ子・メニケンさんと申します。

とっても明るく、気さくなシャルロッテさん。
話していると、何でも遠慮なく聞けちゃう気がしてしまいます。

和食の材料を気軽に選べ、和食を堪能できるインマーマン通りも良いですが、
ほんの少し電車に揺られ、こちらBelsenplatz(ベルゼンプラッツ)へもいかがかと。

この界隈、ちょっと足を延ばせばイートインでお寿司やカレーを頂ける
日本スーパーWAYOも楽しめ、
このBIOショップでは日本語で自然化粧品から有機野菜、
様々な自然食品のアドバイスもいただける。

それに、冷えたアルトビールを味わえるビアホール、
地下鉄前のケバブ屋さん、その並びで香ばしいコーヒーが楽しめる。
ギリシャ系のインビスもイケますし、お手軽価格のワインが並ぶワインショップもございます。

インマーマンで思い切り日本を堪能し、
オーバーカッセルでショッピングやカフェ三昧というのも良いもの。

機会がございまいたら、是非一度訪れて頂きたいものでございます。

お久しぶりのゲッティンゲン

一年数カ月ぶりで古巣ゲッテインゲンへ参りました。
曇り時々雨のあいにくのお天気ですが、まあ、雨が似合う街なので。
メルヘン街道のひとつでもあるこの町。
童話『がちょう姫』の銅像が町の中央にございます。

後ろの旧市庁舎は修復中。

この『がちょう姫』、大学の博士号取得者は必ずこの銅像にキスをすることで有名。
今年で大学創立279年ですが、一体何万人のキスを受け入れてきたのか。
おそらくギネスブックものではないかと思われますが、
誰もカウントしていないのが悔やまれます。

地元ゲッティンゲン大学は、ドイツ5大学のひとつ。
法学、哲学、物理学、数学では特に優れた実績を誇っているそうです。
世界180か国以上の学生たちが、この大学で学んでいるとか。
あの北大のクラーク博士もこの大学へ留学していたそうです。

娘たちと大学の学生食堂で待ち合わせ。 
こちら、ドイツ語コースへ通っていた頃は、学生料金でよくご飯を頂きました。
食堂の反対側にはカフェテリアがございまして、お安いのでよく使っておりました。
今はコーヒーもお値段15セント上がり、一杯95セント也。
ラテマキアートが1.25ユーロだったか?お手頃価格で美味しいコーヒーが頂けます。

カフェテリアもすっかりモダンな装飾になり、メニューも充実。
ピザやパニーニなんかあったりして、お洒落に様変わりしておりました。
町のカフェに行くより、こちらで軽食片手にお喋りというのも悪くはございません。
私はドイツ語の勉強兼ねて、ここで新聞を読んだりしてました。
(新聞を無料で読めるのが魅力でした)

ゲッティンゲンはデュッセルドルフより緯度が高いところなので、寒さが違う。
秋というより冬の冷たさ。
紅葉もくっきり 

久しぶりに友人を訪ねたり、ちょっとお買い物をしたり。
1年のご無沙汰で新しいお店も増え、ちょっとした浦島太郎。
学生が多いせいか、若者向けのお洋服屋さんが増えましたね。

大学町のゲッティンゲンですが、今や主要都市並みにアパートを探すのが困難らしく、
物件を探すのが頭の痛い町の一つだそうです。

懐かしい…と思いつつも、やっぱり日本人にはデュッセルドルフは捨て難い。
美容院をはじめ医療機関、薬局など、日本語が通じることがどれほど有難いか。

お店のレジの接客態度、ゲッティンゲンは冷たいというか、愛想がイマイチ。
デュッセルドルフは日本人に慣れているのか、フレンドリーな気が致します。
(もちろん、例外はどこにもございますが…)

次に訪れるのは12月の予定。
クリスマスマーケットの時期になりますか。

2016-10-20

こんなトマトに誰がした!?

トマトは旬で言えば夏のお野菜。
ですが、いつ頃からでしょう。
年中通してスーパーの野菜コーナーに並ぶようになりました。

ドイツでもトマトと生のバジルは年中無休。
値段こそ違えども、いつでも買える代物となっております。

ドイツのトマトは旬には地元産も並びますが、
ほとんどが隣国オランダからやって来るとか。
年間を通して大量に栽培されているそうでございます。

どの季節に買っても、こんな感じの真っ赤なトマト
昔、八百屋で目にしたトマトというものは、こんな全身真っ赤じゃございませんでした。
上のほうが青かったり、香りも青臭さと太陽の暖かさが混ざった感じ。
そんな味のトマトを最後に食べたのはいつだったか。

博士曰く、この全身真っ赤なトマト、実に不自然。
トマトの皮を厚くするために、トカゲの遺伝子の一部が組み込まれているらしい。
トランスポートの際に、傷ついたりしないようにするのでしょうかね。
痛まないようにすることが目的なんだと。

ネットの記事でそんなものを見つけてしまいましたが、
それでも簡単に野菜摂取ができるトマトを、季節外れでも買ってしまう恐ろしさ。

なんとなく、ビオなら問題ないだろうと信じて購入。 
ちょっと普通のトマトよりお値段お高め。
博士も一応気を使って、ご近所スーパーでビオトマトを買って参りました。

お昼メニューにクスクスを作ろうと、いつものように種を取ろうとしてみたら・・・
な、なん、なんじゃこれはっ!?
おわかりいただけるだろうか…中の種からトマトの芽がっ!!
半世紀生きてきた人生で、こんなの初めて。

トマトの芽が、トマトの中から?

イコール、目が出るほどスーパーの棚で放っておかれたってことじゃ?
イコール、目が出てもカビが生えてこないってどういうこと?

トマトの皮はトカゲの遺伝子…ってことと、この珍芽のことが頭の中を交差する。
ビオなのに、一体トマトに何をしたって言うんだろう。

考えれば、考えるほど、恐ろしい。

野菜は体にいいって、それって本当なんだろうかと思ってしまう。

今日買ってしまったトマトを最後に、来年の夏までトマトは買わない。
缶詰や瓶詰は買うかもしれないけど。

えっ?缶詰のトマトも出所は同じ!?

ごもっとも。

この年齢で農業を営みたいと、真剣に考える今日この頃なのでございます。

2016-10-17

一冊1ユーロの文庫本

博士とぶらりインマーマン通りへお散歩へ参りました。

日本食材を買うのが目的で出かけましたが、博士が本屋へ立ち寄りを所望。
たまには日本語の本を見るのも悪くはなし。
喜んでお供いたしました。

博士があれこれ物色しているところで、雑誌の値段をひっくり返して見て、
「高いっ!?」と独り言を言っておりました。

あてもなく、本屋さんの奥へ行ったところで気になるものが。

なんと、カバー無しの文庫本が一冊一ユーロで売られているではありませんか!

これはこのまま通り過ぎるわけには参りません。
即、気になる作品がないか、へばりついてチェック。

6冊ほどピックアップ
阿刀田高のエッセイ本が大きな収穫

ドイツ語を勉強していた頃は、日本語に触れちゃいけない…くらい、
ちょっとストイックになって本に触れておりませんでしたが、
これは大きな間違い。

ストレス発散と心の栄養のためには、母国語で本を読むことは大切なんです。

自宅には日本から持参したもの、送っていただいたもの、
アマゾンで取り寄せたもの、こちらで見つけたものと、
なんだかんだ言って30冊ほどの文庫本がございます。

繰り返し読む物もあり、まだ手つかずのものもありですが、
暇なときに手に取ると、止まらない。
ついつい時間を忘れて読みいってしまいます。

今は電子書籍という便利なものもあり、
随分お値段もお安く日本語で読書が楽しめる時代になりました。

ですが、本に関してはアナログでなければしっくりこない博士と私。

これで最後と言いながら、最後が何度繰り返されるのか。

実のところ、新しい本棚が必要な我が家でございます。

2016-10-15

バターケース

ここのところ、日曜日となると、よくフリマへ足を運んでおります。

天気がイマイチのある日、久々にMettmann(メットマン)のフリマへ参りました。

どんより曇り空で、時折雨が降っては上がるというお天気。
それでも人はそれなりに集まって来ておりました。

パンの型とバターケースを物色するのが目的でして、
あれこれ探しましたが、なかなかこれというものに当たらない。

特に、バターケースは2か月程前からあちこちで探しております。

実は我が家、博士は無塩、私は有塩バターを食しております。
博士専用のは以前、フリマで見つけたのですが、
私のこだわりもありまして、なかなか出会わない。

私が食べているバターは、筒型のBIOバターなので、
ありきたりの四角いバターケースではだめなのです。

今回もダメかなと思っていたところに、大ビンゴ!

可愛いガラスのケースを発見!
深さも形もピッタリ…お値段2ユーロ

写真ではわかりにくいのですが、うっすらグリーンのガラス。
鶏の絵も雰囲気がありまして、ひとめぼれで購入。

気に入ったものを見つけられると、お天気がどうでも気にならない。
足取りも軽く帰路につきました。

食卓で毎朝、手作りのパンと一緒にテーブルに並ぶ。
楽しみがひとつ増えました。

2016-10-13

朝シャンを辞めた

ここのところ白髪が増えてきております。

我が家は、両親ともに白髪が生えるのが遅かった。
自分も遺伝で大丈夫だろう…と高をくくっておりましたが、そうはいかない。

前職の超ストレス職場環境で、視力低下と白髪という二大問題が発生。
すっかり心身ともにやられてしまい、急に年を取った感じが致します。

現在の職場で、そんなに頭を使っているわけではないのですが、
一度増えた白髪はそう簡単には収まらないようで、
日々増殖しております。

気になるので抜いたりしておりましたが、抜くのはタブーだそうですね。
毛穴が痛んで、次からくるくるくせ毛の白髪が生えてくるんだそうです。

もうそろそろ染を考えねばならないかと、ため息をついていたところに、
ヘアケアについての記事が目に留まりました。

なんでも体の組織を修復する成長ホルモンは、
午後10時から午前2時に分泌されるんだそうな。

なので、この時間に睡眠をとることが、髪にとってもよろしいと。
この時間帯に血流によって髪に栄養が運ばれ、
午前3時から午前9時に成長するそうな。

なので、この髪のためのベストタイムに合わせて、洗髪するのがベストだと。
髪が成長する朝の時間帯にシャンプーすると、
毛穴が緩んでいる時間帯なので、シャンプー成分が残りやすいんだそうです。

それに、人間の体の中で、一番汚れるのは頭。
シャワーの時も、体を洗う前に頭を洗うのが良いと、
その昔、ある美容整形の先生が言ってました。

一日の頭皮と髪の汚れを落として、気持ちよく就寝するのが一番だと。

これを読んで、朝シャンを辞めました。

生えた白髪がへるかどうかは別として、
少しでも良い状態で髪とお付き合いしたいもの。

夜シャンプーすると、本当に翌朝の髪の毛のツヤが違う!?

だまされたと思って、是非一度、お試しくださいませ。

2016-10-08

ちょっと寄り道 Pempelfort

金曜日は昼休みをとらずにお仕事。
そのため、通常より早く退社致しました。

まだ帰宅するにはもったいない。

会社の帰りに、ぶらりと寄り道をすることに。

私のお気に入りの場所、デュッセルドルフはPempelfortまで参りました。
会社から電車で10分かからずに足を延ばせるのがみそ。

少し小腹がすいたので、お洒落なBIOshop へ。

地下鉄Nordstrasse駅から徒歩2分ほど。BIO shop TEMMA
お店の中にベーカリーがあり、キッシュやサラダ、スープなどが頂ける。
お値段もスープが5.90ユーロからでパン付き。
結構なボリュームで、十分お腹がいっぱいになります。

ちなみ、私はサンドイッチとコーヒーで6ユーロ。

私の向かい側に居たドイツ人の若いご夫婦。
子供連れながら、ワインで乾杯していらっしゃいました。

このお店の近くにあるセカンドハンドショップでお買い物。
アクセサリーを格安で購入。
左の赤いネックレスと右のイチゴの2点で6ユーロ

体重が激減したため、洋服の揃えなおしが大変。
それでも、新品にお金を使う気は毛頭なし。
フリマなどもフル活用して、自分なりのお洒落を楽しんでおります。

この日は、アクセサリーの他にジャケット、スカートも購入。
なかなかの良品を手に入れることができました。

お洒落に関しては、特に流行を追うわけではないので、とても楽。
オーソドックスなラインで洋服を揃えることが、
長く着まわせるポイントです。

最近は、セカンドハンド以外に利用するのがユニクロ。
ドイツのユニクロサイトで必要なものだけ、セール品からゲット致します。

あとは、靴を季節外れのセールで半額以下で買うことにしております。
この場合、必ず平日にAmazonのサイトをチェックしております。

何故、平日かと申しますと、
テレビの情報によれば、アクセス数が下がる平日が狙い目だそうな。
週末チェックした商品が、若干値下げする場合があるんだそうです。

現にこの方法で、欲しい靴を60%割引で入手致しました。

それにしても、週末の夕方散歩は楽しいもの。
翌日がお休みと言うだけで、心がゆるりとして、お買い物も楽しい。

また、金曜日の夕方散歩、満喫していきたいと存じます。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...