一年数カ月ぶりで古巣ゲッテインゲンへ参りました。
曇り時々雨のあいにくのお天気ですが、まあ、雨が似合う街なので。
メルヘン街道のひとつでもあるこの町。
童話『がちょう姫』の銅像が町の中央にございます。
後ろの旧市庁舎は修復中。
この『がちょう姫』、大学の博士号取得者は必ずこの銅像にキスをすることで有名。
今年で大学創立279年ですが、一体何万人のキスを受け入れてきたのか。
おそらくギネスブックものではないかと思われますが、
誰もカウントしていないのが悔やまれます。
地元ゲッティンゲン大学は、ドイツ5大学のひとつ。
法学、哲学、物理学、数学では特に優れた実績を誇っているそうです。
世界180か国以上の学生たちが、この大学で学んでいるとか。
あの北大のクラーク博士もこの大学へ留学していたそうです。
娘たちと大学の学生食堂で待ち合わせ。
こちら、ドイツ語コースへ通っていた頃は、学生料金でよくご飯を頂きました。
食堂の反対側にはカフェテリアがございまして、お安いのでよく使っておりました。
今はコーヒーもお値段15セント上がり、一杯95セント也。
ラテマキアートが1.25ユーロだったか?お手頃価格で美味しいコーヒーが頂けます。
カフェテリアもすっかりモダンな装飾になり、メニューも充実。
ピザやパニーニなんかあったりして、お洒落に様変わりしておりました。
町のカフェに行くより、こちらで軽食片手にお喋りというのも悪くはございません。
私はドイツ語の勉強兼ねて、ここで新聞を読んだりしてました。
(新聞を無料で読めるのが魅力でした)
ゲッティンゲンはデュッセルドルフより緯度が高いところなので、寒さが違う。
秋というより冬の冷たさ。
紅葉もくっきり
久しぶりに友人を訪ねたり、ちょっとお買い物をしたり。
1年のご無沙汰で新しいお店も増え、ちょっとした浦島太郎。
学生が多いせいか、若者向けのお洋服屋さんが増えましたね。
大学町のゲッティンゲンですが、今や主要都市並みにアパートを探すのが困難らしく、
物件を探すのが頭の痛い町の一つだそうです。
懐かしい…と思いつつも、やっぱり日本人にはデュッセルドルフは捨て難い。
美容院をはじめ医療機関、薬局など、日本語が通じることがどれほど有難いか。
お店のレジの接客態度、ゲッティンゲンは冷たいというか、愛想がイマイチ。
デュッセルドルフは日本人に慣れているのか、フレンドリーな気が致します。
(もちろん、例外はどこにもございますが…)
次に訪れるのは12月の予定。
クリスマスマーケットの時期になりますか。