2017-05-31

料理力=生きる力?

キッチンに立つのが楽しい毎日となりました。

思うように食事ができなかったこの一年。
食事をしても消化不良でゲロゲロ…というのがほとんどでしたから、
料理を作ること自体、非常に苦痛でございました。

ところが、ここのところ本当に調子が良く、食欲も少しずつ上昇。
消化力も戻りつつあり、食事をしてから具合が悪いということがなくなりました。

食事は野菜と魚、果物が中心。
あとは時々ご飯も頂けるようになりました。

きちんと食べることができるようになると、体がシャキッとして参ります。
そうすると、料理を作ることが億劫じゃなくなる。
大袈裟ですが、生きる力が戻ってきた感じ。

野菜を彩りよく簡単調理!
朝から野菜をたくさん頂く毎日。

食べることが楽しくなり、博士用にブルーベリーチーズケーキを作成。 
ちょっと冷蔵庫から早く出し過ぎてゆるゆる…(-_-;)

引っ越し前の冷凍庫整理を兼ねて、余ったブリーベリーをたっぷり使用。
マスカルポーネ、生クリームで作りました。
これは私も頂きまして、久々にウマウマを満喫。

普通にものが食べられるって、本当に幸せな事です。

それにしても、体調が悪くても料理をしなければならないというのは辛いもの。
基本的に博士は出されたものは何でも頂くタイプなので、かなり助かりましたが、
力がないと手間をかけない料理でも失敗したりするのです。
随分と博士には適当なものばかり食べさせてしまいました。

元気になると、本当に料理が楽しい。
キッチンに立つことが苦痛じゃなくなったのは大きな変化です。

そして、ドイツやハンガリーの料理動画を楽しみながら見られるようにもなりました。
あ~やっぱりこういうのが一番幸せなんだなぁ。

新しいレシピを考えながら、元気を回復させて参りたいと存じます。

2017-05-27

料理力復活!

野菜と魚中心の毎日ですが、少しずつ元気を取り戻しております。
体重も2㎏増え、少し力が戻ったのを実感する毎日。

まだまだ油断はできませんが、元気になるとキッチンに立つのが楽しい。

今朝は冷蔵庫のリンゴを整理すべく、博士にケーキを焼きました。
生クリームカラメルをかけたリンゴケーキ 
甘さは超控えめですが、カラメルソースでカバー。
コーヒーにも紅茶にも合いまする。

そして、発酵食品を積極的に…ということで、
ズッキーニとショウガ味噌の炒め物。
お味噌にショウガ、紹興酒を加えて和えたもので炒めます。
洋風野菜も和テイストで美味しく頂けます。

それから、旬が終盤戦に入りましたアスパラ。 
オリーブオイルに少しだけバターを加え、ニンニク、塩、胡椒で味付け。
仕上げにパルミジャーノをふりかけて頂くのですが、シンプルでウマウマ。

そして、久しぶりにちらし寿司を作ったり致しました。 
やはり、ご飯が食べられるというのは大きい。
体の芯に力が戻りますね。

ちらし寿司は冷蔵庫にあるお野菜を上手に活用。
この錦糸卵の下はプチトマトでございます。
ただし、トマトは種を良く取り除くこと。
じゃないと食感が悪くなってしまいます。

天気の良い日は毎日散歩をし、ゆっくり台所で食事の支度をする。
やっと体が普通の生活に戻りつつある今日この頃。
少しずつですが、きちんと食事できるというのは本当に有難い。

スローではありますが、元気を目指して参ります。

2017-05-25

クロワッサンにハマる

時間はかかっておりますが、少しずつ胃の調子が上向きです。
お医者様からは、年内いっぱいかけてゆっくり治療を…と言われ、
とにかく焦らず、日々食事に気を使いながら過ごしております。

調子が良くなってきたので、仕事に行こうかしら…
と、思いまして相談いたしましたら、ドクターストップでございました。

今の目標はとにかく健康体に戻ることでございます。

さて、消化器官の調子が良くなると同時に、パンを食べても大丈夫になりました。
とは言っても、立て続けに食べたりするのはイケません。

ですが、これは大きな進歩。
そこで、一年ぶりに大好きなクロワッサンを頂きました。

最近、何となく好奇心で買った冷凍のクロワッサン。
実はこれに大いにハマってしまいました。

まずは、スーパーREWEの6個入り1.99EURのクロワッサン。
焼き上がりパリッと、コスパに優れ、なかなか旨し。 

ですが、大道は何といってもEDEKAのこの商品。 
袋にフランスはブルターニュからのレシピ…と書かれてあるだけに、
やはりパリパリ度がちがうのでございます。

焼き上がりも違うのです。 
1袋6個入りで2.49EURと少々お高めですが、後悔なしのクロワッサン。
パン屋さんで買うよりお味は優秀。

クロワッサンは焼き上がりを頂くのがやはり美味しく、何より贅沢。
パリッと感を楽しみながら、お気に入りのジャムや蜂蜜と味わうのが一押し。

週末、遅く起きた朝に焼きたてもクロワッサン。
カフェオレやエスプレッソと一緒にいかがでしょうか。
是非一度、お試しあれ。

2017-05-17

サプライズ小包

食事に気を付けている毎日ですが、ここにきてまた問題が。
ものすごく気を使って食事を摂っているにも関わらず、昨日から胃の調子が悪い。(-_-;)

内臓の不調は関節と口の中でわかるのですが、
どうも胃がちょっともたれ気味。
舌苔をチェックしましたら、真っ白!?

免疫力が下がっているのか…いやはや参ります。

そんなところにサプライズがございました。

日本から小包到着!
東京の友人から、こんなゴージャスな贈り物が!!

築地の鰹節と海苔、そしてポン酢醤油。
こちらで手に入らないものばかりのオンパレード。

海苔、こっちで買うのとは絶対に風味が違う。
もう一人で狂喜乱舞致しました。

もう少し胃の調子が良くなったら、手巻き寿司とかおにぎりとか、
美味しいお米で頂きたいもの。
(デュッセルドルフは日本米が手に入りますし…)

それにしても、東京っていいですね。
築地に行けば、美味しい食材が手に入るんですから。

体調が良くなったら、一時帰国したい。
築地で鰹節と昆布を買えれば、もう満足かも。

やっぱり体力が落ちると、自然と和物が欲しくなる。
日本人なのでございます。

2017-05-13

ピロリ2週間除菌終了

二度目のピロリ菌、2週間にわたる除菌が終了致しました。
9月に人生初の胃カメラ検査をし、10月に除菌。
本来は、この時に無理をしなければよかったのです。

まあ、過ぎたことなので言っても仕方なしでございます。

アレルギーだと言われ、食べるものを制限されておりましたが、
どういうわけか、今になって粥と野菜で食事をするようにと。
お米アレルギーって診断があったはずなのに。

それから、ヨーグルトも果物も摂ってはいけないと言われました。
はあ?

先生の頭の中には初期診断の腸ガンジダしかないようです。
何を信じればいいものか。まったく。

実は、胃の回復にしたがい、ご飯とパンを食べても大丈夫になっております。
口の中のかゆみがなくなりました。
果物とヨーグルトも問題はございません。

そのせいか、体重も少しだけ増えてキープできております。

昨今の食事は野菜中心。
でも、炭水化物は昼食のみ。
調子が良いときは、朝食と昼食の2回で少量だけ。

あとはもっぱら野菜サラダと春雨に頼っております。

除菌の際に胃を傷めないよう、胃薬を飲んでおりましたが、
胃薬を辞めるとどうも消化に問題がございます。

今週も食事でコントロールしながら、胃の消化力の確認をせねばなりません。

次回の胃カメラ検査まで、少しでも良くなるように努力です。

そう、胃カメラ検査と言えば…
4回目の検査のため予約を入れたら、なんと7月下旬だと言われました。

あまりに遅いので、古巣ゲッティンゲンの専門医に電話をすると、
6月の上旬に予約が取れました。
なので、このまま主治医もゲッティンゲンに変更致します。

病院は、絶対に話をきちんと聞いてくれるところじゃなければいけません。
今回の3回目の胃カメラは、以前通っていた病院へ駆け込んだ際、
アドバイスを頂いて、自分から申し出て実現したもの。

あのまま、だらだらと胃薬だけ飲まされていたら…
胃の中はどうなっていたのか、考えただけでも恐ろしい。

ドイツではたとえ病院であろうと、自己主張が必要です。

また、主治医が名医と噂されていても、セカンドオピニオンを求めることは大事。
おかしいと思ったら、2、3件病院を変えることが望ましいかと。
それに、お医者様って相性ありますから。

胃腸を壊して丸一年が経ちました。

胃腸が人並みに戻るまで、粘り強く療養いたします。

2017-05-04

春のハンガリー旅行⑥ ベーケーシュチャバ

セゲドの6泊を終えて、次なる目的地は博士の生まれ故郷へ。
セゲドがあるチョーングラード県のとなりベーケシュ県へ列車で移動。

のどかな風景がチラホラ
 
ハンガリー大平原の葡萄畑
 
途中、映画で有名なHódmezővásárhely Nepkert 駅を通過
1955年制作のドイツ映画"Ich denke oft an Piroschka "の舞台となったところらしい。
博士がこの映画のDVDを持っており、私も数回鑑賞致しました。
夏の休暇を過ごすためハンガリーを訪れたドイツ青年と
地元の小さな村に暮らす娘ピロシュカとの淡い恋物語。

Liselotte Pulver というスイス出身の女優さんがピロシュカ役を演じておりました。
この女優さん、本当にとっても可愛らしい。
博士も私もファンでございます。

博士曰く、「この映画で演じる彼女は、本当にハンガリー女性そのもの」
日本では未公開の作品のようですが、ドイツでは名の知れた映画でございます。
(若い年代の方には知られておりませんが…)

ベーケーシュチャバではキッチン付きのペンションに宿泊。
こちらも一泊31ユーロでございました。

ホテルへチェックインしてから街を散策。
街の中心部
マンホールマニアのために… 
少し肌寒い感じでしたが、ドイツを思えば暖かい。
アイスクリーム屋さんもオープンしておりました。 
 
 
 
 博士が通った小学校もございます↓
 こちら↓は温泉
ここの温泉は湯質が国内最高と言われ、源泉かけ流しです。
昔はここにサナトリウムも併設されたいたそう。

早朝と夕方17時~21時までは500Ft お安く、1100Ft(400円くらい)で入浴可能。
博士と連日通いつめました。

その温泉へ歩いていく途中にこんなものが… 
なんと、コウノトリでございます。 
コウノトリが巣を組めるように、電信柱のうえに補助台が付けられてます。
以前、ハンガリーの他の村でも同じものを見ましたが、
なんでも保護の意味も含めて、こうして補助台を取り付けているとのこと。
 
 
こちらは何ぞや…と博士に尋ねたら、なんと映画館だそうな。
ところが、今はもう映画館ではなくなっておりました。
もう使っていない様子です。 

ブタペストを中心にハンガリーの西側は経済的に豊かですが、
東側の地方都市は厳しいというのが現状のよう。
建物など素敵なのですが、若者が少ないし、テナント募集があちこちに。
17年前に訪れた時とは、明らかに活気がなくなっております。
 

このホテル、レストランはお高めですが美味しい。
宿泊費も安いので、この次はこちらに泊まりたいかも。

 

昔、ラジオ局があった建物。
 
ハンガリー動乱の時、この建物から放送がながされたという。
この町からも革命に参加し、命を落とした人がおりました。

街の大通りにハンガリー動乱についての展示が…
この二人は革命の中心者として反スターリン主義を訴え、活動したそうですが、
革命後のソ連による裁判の判決で死刑宣告が下されたと。
革命に命をかけた二人はベーケシュチャバ出身。

市庁舎ですが、雰囲気があります。
 老舗の薬局
 

パドゥバ大聖堂(a páduai szent antal székesegyház)
 
 
 
ベーケシュチャバはベーケシュ県の県都として栄え、
昔は薬草、小麦、砂糖の大きな工場があったところ。
ですが、EU加盟後、西側資本に買い取られたり、廃止になったりし、
地元の主要産業がなくなってしまいました。

宿泊したペンションのオーナーさん曰く、
砂糖工場はフランスの会社に買収され、
その後、跡形もなく工場は壊され、建て直されたと。

それから、余談で話されたことで空いた口がふさがらなかったのは、
つい最近、アラブのどこかの王様が自家用ジェットでやってきたらしい。
彼の目的は狩りで鹿40頭を手に入れること。

それも、自分自身は狩りが嫌なので、地元の人に依頼し、
鹿40頭分の角だけ持って帰りたいと所望されたそうな。

こんな話を耳にすると、どのハンガリー人も血圧が上がるはず。

資本主義になって、益々貧富の差が広がるハンガリー。
特に閑散としたベーケーシュチャバを訪れると、それがヒシヒシと伝わってきます。

住宅街のあちこちに『売り家』の看板があり、
本当に将来のハンガリーはどうなってしまうのかと心が痛みます。

限界集落やサイレントプア、下流老人という言葉が広がる
日本の今の現状と重なるところも多いかと存じます。

でも、ハンガリーへ行くたび、どんなに自分が貧しくても、
訪問客には礼を尽くそうとするハンガリー人に出会います。

ピロリ菌との格闘

ピロリ菌の除菌を開始してから一週間が経過致しました。
しかしながら、胃の不快は続いており、更に一週間除菌することになりました。

こちら除菌三点セット
抗生物質2種と胃薬

抗生物質を飲む前に必ず胃薬をの服用しなければなりません。
かなり胃に負担をかけるのがその理由。

胃に負担…って、胃炎なのにいいのか!?

この2週間除菌をして、かえって胃が悪くなったら洒落にならない。
また胃潰瘍なんてまっぴらごめんでございます。

日によって食欲があったり、何を食べても胃が痛かったり。
食事に気を使いながらの毎日です。

調子が悪いとサラダ食べてもダメなのです。
以前、アレルギーと診断されてますが、
それはちょっと間違いなんじゃないかと思う今日この頃。

何といっても一番問題だった胃潰瘍が半年近く分からなかったという。
多分、胃潰瘍が酷くなりすぎて、消化力が相当下がっていた模様。
そんなところに、炭水化物など入れると、具合が悪くなるのは当然です。

ご飯がダメだと、肉、魚など取っておりましたが、
思えば肉なんて以ての外です。
ドイツのお医者様は日本と違って細かくないので、
自分でいちいち担当医に質問したり、調べたりしたほうが良しです。

今は野菜、果物、魚中心の食事。

とにかく、空腹を感じた時だけ少し間を取ってから食事をしております。
薬を飲まなければいけませんので、朝は本当に軽く。
毎朝、10時過ぎますと空腹がやってきますので、バナナなどを補給。
それから昼食を作り、小腹が空いた段階で昼食です。

夕飯は果物とサラダなどごく少量を頂き、
就寝前は空腹を少し感じる程度に致します。

抗生物質で善玉菌までやられてしまうので、カスピ海ヨーグルトは不可欠。
ラクトーゼフリーの牛乳で毎回マメに作り、毎食ごとに頂きます。

日々の入浴、自力整体と独自の呼吸法で筋力が落ちないように。
その効果なのか、体重も少し増え、そのままキープできております。

胃潰瘍の原因は、もとを正せばストレスが原因。
しかも長期にわたって気が付かなかった。
完璧に健康な胃を取り戻すまで、じっくり療養することに致しました。

健康はお金じゃ買えませんから。

あと5日間、除菌を乗り切りたいと存じます。

2017-05-01

春のハンガリー旅行⑤ セゲド 文化行事(文学編)

セゲド滞在中の4月11日のこと。
朝のニュースで『4月11日は詩の日』という情報を入手。

何でもこの日は、ハンガリー各地で詩についての行事が色々あるらしい。

例えば、ある町のカフェでは、詩を一編朗読するとコーヒーを無料で飲めるとか。
あちこちでお互いに詩を朗読しあったりと、一日中、詩に触れる日なのでございます。

特にハンガリーは優れた詩人を多く輩出している国。
きっと街で何かあるかもしれない…と、博士も気になってしょうがない。
そこで、例の老舗古本屋へ行き、訪ねてみました。
古本屋のご主人から、正午から大学のセンター前で何かあるらしいと情報入手。

急いで大学センター前へ駆けつけました。

大学センター前に詩人の銅像が…
ハンガリーの代表的詩人: Jozsef Attila (ヨージェフ・アッティラ)

銅像の足元には地元の人が添えた花がありました。

Jozsef Attilaはセゲド大学で学びつつ、詩の創作をしておりました。
ところが、ある詩の内容が批判の対象となり、大学を追い出されてしまいます。
それでも彼の詩は多くの人に愛され、社会にも多大な影響を与え続けました。

Jozsef Attilaの詩の朗読が始まりました。 
 朗読したのは地元の俳優: Tóth Péter Lóránt 氏

引き続き、Jozsef Attilaの銅像前で市民参加の詩の朗読も。
今年はJozsef Attila生誕112年だそうで、
それにちなみ112分間、彼の詩をリレー朗読するというもの。

この飛び入り小学生たち、全員が詩を暗記しているのには驚き!
教育の現場で、Jozsef Attilaの詩が受け継がれているのです。
ギャラリーの同級生たちも一緒に声を合わせて朗読です。
途中、雨に降られましたが、それでもリレーは続く。
学生たちも音楽と詩の朗読を披露。
ここで、博士の提案により、私が日本語で詩の朗読をすることに。

博士と二人、30分でハンガリー語から日本語に翻訳開始。
『自分の誕生日に』という詩なのですが、
なんとか時間枠に間に合って、皆さんの前で朗読させていただきました。(-_-;)

夜も引き続き、イベントがあるとお誘いを頂き、出かけることに。 
Jozsef Attilaの詩の舞台です。 
 
Tóth Péter Lórántさんは、学校教育の場でもJozsef Attilaの演目を提供しています。
彼のライフワークのようです。

この日の様子がYouTubeの動画でも見られます。
情熱を持って、Jozsef Attilaの詩を語り継ぐTóth Péter Lórántさん

とても魅力的な俳優さんなのでありました。
次の旅行でも、舞台を拝見したいものです。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...