年間で最も暗い季節と言われる11月に突入いたしました。
ドイツでは、自殺者が一番多い季節とも申します。
人間、太陽が少ないと気分もマイナス傾向になるようです。
お日様の光って大事なんですね。
さて、フルタイムで仕事もできるようになり、残業までこなすようになれました。
体力がかなり回復しているのを実感する今日この頃。
ところが、どうも消化の調子に問題があり、イマイチすっきりこない。
原因は米、大豆、卵アレルギーと言われたので、
それらの食品に気を遣うも便秘が絶えない。
便秘に加えて酷い鼻水ダダ漏れ、皮膚のかゆみもあり。
加えて、これは以前から気になっていたのですが、
どうもパンを食べた後、口の中の上あごの奥が痒くなるのです。
食に気を付けても、あまりにお腹が張り、消化機能が停滞している。
便秘薬を飲むのも体には逆効果なので、病院へ駆け込みました。
そして、不調から半年を経過して分かった新事実がひとつ。
なんと、グリアジンアレルギーだと判明!
なんでしょ?それ?と、思う方がほとんどかと。
グリアジンとは主に小麦に含まれるたんぱく質のひとつらしい。
なので、米、大豆、卵に続き、小麦粉も頂けなくなりました。
グリアジンアレルギーならば、お米はオッケーなのでは?
と、思ったのですが、私は米もアレルギー反応が出たためアウト。
53歳でこんな面倒な体に、しかも異国の地でなってしまうとは。
これぞまさしく、青天の霹靂。
グリアジンを含まないもの…トウモロコシ粉
クスクスを食べると調子が悪くなる原因がこれでわかりました。
グリアジンが悪さをするため、とんでもない膨満感に襲われるのでした。
自宅でグリアジンのことをググりまくる。
日本よりドイツのサイトで検索するほうが、色んな情報を入手できました。
小麦の国なので、私と同じ問題を抱えている人が多いようです。
それで分かったことは、私はおそらくセリアック病だということ。
ドイツでもセリアック病の患者は増加傾向にあるらしく、
その数も推定40万から80万人だと。
(ちなみに、私もこの中のひとりということ)
また、今朝見つけたネットの記事では、牛乳と小麦不耐症だと。
ざっくりと申し上げますと、
小麦粉はグリアジン、牛乳はカセインという成分が問題らしい。
牛乳、小麦は神経にモルヒネのような作用を起こさせ、
際限のない食欲を起こしたり、慢性的な倦怠感、眠気を誘ったりするそうです。
私が一時期、異常な倦怠感に襲われ続けた原因は、ここにあるわけです。
また、ドイツでは国民病と言われている片頭痛。
牛乳と小麦はこの原因の一つとも言われているそうです。
まあ、とにかく、面倒なことになりました。
それより、限られた食材で栄養補給するには、色々知識が必要。
まずは、主食となるものを確保せねばなりません。
グリアジンを含まない雑穀とは何ぞや!?
とうもろこし以外に、大豆以外の豆、イモ類はOK
と、お医者様に教えて頂いたのですが、
その他の食材は何かあるのかしら…またまたググる。
キヌア、アマランサス、粟(ドイツ語:Hirse)、トウモロコシ粉(Meißmehl)
幸い、いずれもドイツのBIOshopで入手できるものばかり。
身近でそろえられることに感謝です。
本日より、グリアジンなしの食事、楽しんでみたいと存じます。