三月になりました。
陽も少しずつ長くなり、春がそこまでやって来たのを感じます。
早朝に聞こえてくる鳥の声が春の鳥たちになり、
桜の花のつぼみも膨らみ始めております。
まだ空気はひんやりとはしておりますが、やっぱり春の到来は嬉しい。
気分もなんとなく軽やかになるものです。
さて、最近の楽しみの一つに『読書』がございます。
もちろん、日本語での読書でございますが、
やっぱり本を読むのは母国語が楽。
ドイツ来たての頃は、言葉の上達のために…と日本語のものは避けておりました。
でも、外国語で本を読むというのは、なかなか至難でございまして、
私の場合、気力と集中力がかなり必要。
今でも博士には「(ドイツ語)上達のためには多く読みなさい」と言われますが、
なかなか…努力はしておりますが、本を開くと眠くなるのが現実です。
唯一、眠くならないのが日本語での読書。
最近は、ストレス発散と息抜きを兼ねて、よく読んでおります。
そして、昨日はこんなものが届きました。
仙谷涼太郎氏著『竹鶴とリタの夢』
NHKの人気朝ドラ『マッサン』のモデルとなりました、
ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏とリタ夫人の物語。
ドラマのブームはとっくに去っておりますが、たまたまドイツのアマゾンサイトで発見。
送料込みで9ユーロ程度で入手できるため、迷わず購入。
北海道余市のニッカウヰスキーの醸造所、
母のお気に入りの場所でもあり、私には思い出が深い場所のひとつ。
何となく個人的な思い入れがあり、読んでみたくなりました。
この本を読みますと、何となくウイスキーが飲みたくなる?
そう、本の中に『ウイスキーのマリアージュ』というエッセイがございまして、
この文章を読むと確かに飲みたくなるかも。
さて、今宵はウイスキーではなく、ハーブティを飲みながら、
本の続きを楽しみたいと存じます。