2017-09-04

朝の大学構内とビタミンB

 実は、一週間ほど前から妙なことになっております。
朝、目が覚めて口の中に違和感がございました。

出来物が出来たわけではないのですが、
胃が悪くなると口の中も気持ち悪くなるではありませんか。
その感覚が蘇ったのでございます。(-_-;)

飛び起きてバスルームに駆け込む。
鏡をのぞいて…あーーーっ!
舌が舌苔で真っ白けっけになっているではございませんか!?

食事は普段以上に気を付けているはずなのに、何故???

とにかく、胃の薬を飲み、更に食事に気を遣う。

ところが、何をどうやっても舌苔はびっしりで口の中も気持ち悪い。
そして、胃の調子も悪いのです。
胃の薬が全く効かない。

抗生物質を飲んだ後なので、完璧に胃が弱っているのは確か。
ですが、食べるようになったはずのご飯がアウトになり、
遂には魚にも反応するようになってしまったから大変。
チーズも全くダメなので、これはどうもタンパク質に過敏反応している模様。

一応、今日、明日と様子をみてから、
胃腸専門医のところへ行くことにしました。

で、自分で色々と不足していると思われる栄養素を調べました。
どうやらビタミンB6が欠乏している模様。

それで、まずは駄目でもともとと、早朝散歩しながら薬局へ向かいました。

大学の構内を抜けてゆっくり散歩
ゲッティンゲン大学は本当に敷地が広く、緑が豊富。
街の中心部から、北キャンパスといたるところに施設があります。

北海道大学のキャンパスも相当広いのですが、
こちらゲッティンゲン大学は更に規模が大きい。
ベンチがあって一休みできます。 
朝の新鮮な空気を味わいながら、太陽の光を浴びて気持ちいい。
やっぱりゲッティンゲンへ戻ってきて良かったぁ。

さて、キャンパスを抜けた先にある薬局で早速購入。
ビタミンB総合のほうが効き目が良いと言われ、これを買いました。 
一日一錠飲むんだそうです。

再び、春雨毎日の食事になっており、滅入ってしまいそうですが、
ここまで来たら、病気に負けるわけには参りません。

健康を取り戻すまで、徹底抗戦でございます。

肉をむさぼり、寿司をたらふく食べられる日まで、
闘いは続くのでございます。

この際、いろんな健康法も学びつつ、
毎日を大いに楽しみたいと存じます。

2017-08-30

世界のお料理会とイランのディーツ

 ほぼ毎週、火曜か水曜日には必ず娘と我が家で昼食会。
彼女の職場が近いため、一緒にお昼を摂るようになりました。

そんな準備をしている最中、イラン人の友人から電話が。
近くの小学校でお料理会があるので、興味があるなら参加しないとのこと。
すぐに昼のメニューを変更し、博士に後を託して行くことに致しました。

学校は自宅から徒歩5分のところにございます。

到着するなり良い香りがホールに漂っておりました。

学校のキッチンには美味しそうなアフリカ料理が…
このパンケーキに上のピリ辛ソースを付けて頂くのです。
簡単そうなパンケーキですが、小麦と水を混ぜ、一晩おいてから焼くんだそうです。
ちょっと酸味があって、お肉のソースとよく合います。

参加している女性たちは10数人ほどなのですが、
イラン、アフガニスタン、チュニジア、トルコ、アルバニアと多国籍。

何でも行政主催で外国人家族の交流推進をしているものらしい。
この料理会はご婦人たちの集いでして、月2回定期開催だとか。

参加すると自分のお国料理を順番で作らなければならないそうです。
とっても面白そうですし、何よりいろんな国の料理に出会えるという得点あり。
それに、私の他にも日本人が一人いらして、何とも心強い。
これは絶対に参加すべし!です。

料理会にはデュッセルドル出身のドイツ人の方も居て、
デュッセルドルフ話に花が咲き、楽しいひと時を過ごせました。
誘ってくれたイラン人の親友に本当に感謝です。

次回は9月13日でアフガニスタン料理だそうです。
楽しみ…そして、日本料理の出番に何作ろうか思案開始です。

お腹いっぱいになったところで、帰りは友人とちょっと散歩。
彼女からペルシャ情報も聞きつつ、流れで近所の中東系食材店へ。

そこで、彼女に教えてもらったのがこれ。
イラン直輸入のナツメヤシの実"ディーツ"
ドイツでも『砂漠のパン』と呼ばれるほど栄養価が高い。
ビタミンB、カリウム、カルシウム、ミネラルに繊維質豊富という優れもの。

日本のサイトでは一日3粒の食用が目安と書いてありました。

ドイツで『砂漠のパン』というくらい、扱いは炭水化物と同じ。
体に良くても偏りはないように…過ぎるのはいけません。

ドイツでは普通にスーパーでもお安い値段で買えるのですが、
このイランのディーツは一味違う。

友人曰く、イラン産はしっとり、柔らかが特徴とのこと。

実際に食べてびっくりでしたが、全然違う。
エジプト産などとは比べ物になりません。

ダイエットや妊娠中の栄養補給にも最適。
また美肌効果もあるらしい。

機会がございましたら、是非一度お試しくださいませ。

2017-08-28

その後のバルコニー園芸

以前のブログで、バルコニー園芸をしている話を書きました。

その後は、プランターのミントも花を咲かせ、
こんなに小さかったマジョラム(オレガノと書きましたが間違い)も
今はこんなに育っております。
細いけどすくすく成長

それから、何が驚きかと申しますと、このバジル 
野菜売り場で売っている鉢植えハーブですが、
普通は買っても数週間しか持たない。
特にディスカウントスーパーのものは、途中で虫がわいたりします。
なので、使い切れずに廃棄処分ということが多い。

ところが、ネットで調べた際に、
一鉢をこんな風に分けて植え替えると長く持つとありました。
それで、この度実験も兼ねてやってみたのですが、
本当に驚くほど長持ち。
あと数カ月はバジル買わずとも十分足ります。

これに味を占め、近々数種類のハーブも同じ方法で植え替える予定。
永く持つことは節約にもなり、環境にも優しい。
一石二鳥でございます。

それから、スプラウト作りですが、ハマりにハマっております。
これはバイオレット・カイワレ大根
この度、思い付きで牛乳パックを使ってみたのですが、
これが大いに当たりなのでございます。

同じ時期に植えたガラスのプランターと比較すると良く分かる。
牛乳パックのほうがすくすく成長しているのです。

多分、牛乳パックのほうが温かいのでしょう。
これは思わぬ結果で、まさに瓢箪から駒!?

サラダによく使い、うまうまで頂いております。

友人の勧めもあり、来年はバルコニーで豆とトマトを育てる予定。
なんちゃって園芸にすっかりハマっているのでございます。

2017-08-26

ミニマリスト友人のラベンダー

ゲッティンゲンへ住んで間もなくのこと。
全くドイツ語が話せない時期に知り合った友人がおります。

その彼女を新居のティータイムにお誘いした際、頂いたものがこちら。
ドライ・ラベンダー
彼女が借りているガーデンで採れたもの。

こちらの方たちは、贈り物が粋でございます。

日本の場合ですとお金をかけたものが多いのですが、
お金よりも手間というか、手作り感があるというのが欧州かと。

ドイツで何が楽かと申しますと、訪問したり、されたりの時の贈り物。
特に値の張るものを用意することなど不要だからです。

例えば、友人宅に招かれた際は、手作りケーキやキッシュを持参したり、
お礼などに自分が美味しいと思うお手ごろ価格のワインを贈ったりという感じ。

日本より気遣いが少ないので、お付き合いがとても楽。

このラベンダーを贈ってくれたドイツ人の友人ですが、
市営のガーデンを年間契約で借り、
そこで野菜なども育てているとのこと。

昔からとってもマメな人で、拾ってきた椅子を修理して使ったり、
森に落ちている小枝をキッチンに使ったりとか、
とにかく生活上手でお洒落な人なのでございます。

その彼女、アラカンを迎えたあたりから、物を減らしているという。
年齢と共に断捨離をしているんだそうです。

私も断捨離をしつつありますが、これは勇気がいるというか、
決断力が必要でございますね。

引っ越しの際、かなり減らしたつもりですが、
まだまだ余計なものが沢山ございます。

まあ、無理にものを減らさなくとも良いのでしょうが、
すっきりした空間を生むためにも、定期的な断捨離は必要かも。

徐々に生活スタイルを簡素化するのも大切なことでしょうか。

友人から頂いたラベンダーの香りを楽しみながら、
部屋の整理にいそしむ今日この頃なのでございます。

2017-08-25

ゲッティンゲンの新発見!天然塩

三回目のピロリ菌除菌を無事に終えましたが、
普通に食事を摂るにはまだまだ。
消化力が弱いため、結構気を遣いながらの毎日。
そのため、まだお肉が食べられないので、野菜中心は変わりなしです。

そんなビーガンもどきの日々ですが、ここに来て新たな発見が。

実は私、塩に少々こだわりがございまして、
自宅では通常3~5種類ほどの塩を使っております。

現在のラインナップはこちら 
左から、韓国、ドイツ、フランス、イタリアと並びます。
(手前のブルーラベルはドイツ)
イタリアの海塩はハーブ入りで、お肉のローストなどに使用。
何の努力もせずとも、肉が美味しく仕上がるので便利。
もちろん、魚のグリルでもOKです。

塩はそれぞれ味がありまして、お気に入りはフランス産のものでした。
これはオーバーカッセルのBIOショップで購入したもので、
かなり粗目の粒塩なのですが、角がなくまろやか。
この前のザワークラウト作りに使用しました。

そんな塩フェチ(?)の私ですが、偶然巡り合ったのがこちら。 
なんと、地元ゲッティンゲン産の天然塩

たまたまお洒落スーパーTegut(テグート)で見つけたのですが、
ゲッティンゲンで塩が採れているとは知らなかった。

1854年創業のSaline Luisenhall社という会社の塩なのですが、
以前、何度かバスで前を通ったことがあり、温泉だと聞いておりました。

その時も表に看板が出ていて『塩売ります』と記載がございました。
なんで温泉で塩を売るんだろうと不思議に思ったのですが、
ここで製塩業者と分かり、長年の疑問が晴れたわけでございます。

もう一つ凄いのが、ここのスパ。
もちろん、自社の天然塩を使ったもの。

治療目的で訪れる人がほとんどで、
なんでもアトピーに非常に効果的なんだそうです。
そのほかにも血圧や関節の痛みにも効果があるらしく、
知る人ぞ知るの治癒の湯だというから驚き。

2億5千年蓄積された塩の結晶が味覚と健康に役立っているという。
こんな素晴らしい会社が身近にあったとは、まさに灯台下暗し。

『塩は美食なり』というポリシーのもと、独自の精製技術で
ミネラル豊富でクオリティの高い塩を作り出しているそうです。

こちらの社長様曰く、「本来、本物の(天然の)塩に賞味期限はない」

そう、普通はこんな風に賞味期限が記載されているのです。
これは2022年3月の記載が…

この会社のものは、賞味期限ではなく採取日が記載されております。
早速、この塩でシンプルに春雨料理を作った私。
これが食べてビックリ。
旨味があって、塩だけで作ったものとは思えないお味。

『塩は美食なり』
なるほど、納得の一品でございます。

たかが塩、されど塩。

会社ホームページにはオンラインショップもございます。
機会がございましたら、是非一度お試しくださいませ。

2017-08-23

ピロリ三次除菌終了とザワークラウト

昨日でやっとピロリ菌の三回目の除菌が終わりました!(拍手)

二次除菌は抗生物質を2週間飲まなければなりませんでしたので、
それよりは10日間と短かったのが何よりですが、
投薬前より副作用の話を聞いていたので、恐々でした。

初日は「楽勝かも…」と、口笛吹いておりました。
しかし、3日目から様々な反応が発生。(-_-;)

夜中に汗、背中ザワザワ、おまけに吐き気と頻尿。
日中も食欲減退にめまいと参りました。
10日間、ゲロゲロと奮闘した自分を褒めてやりたい。

あとは六週間後の検査で、ピロリ菌が全滅したか確認するのみです。

除菌が終了したからと言って油断は禁物。

それに消化力が弱ってますので、食べ物にも注意が必要。
胃腸のケアを考えて、朝からザワークラウト作りに精を出しました。

日本でも『乳酸キャベツ』でちょい流行したと聞きました。

自家製の和風ザワークラウト
最後に余ったのを右の小さな瓶に詰め詰め。
重石を使わなくてもOKです。

我が家バージョンは鷹の爪、ニンニク、昆布入りでございます。
横文字でザワークラウトと言っても、早い話が漬物。
だったら和風にしてしまおうと、昆布を一度入れてみたことがございます。
まあこれが意外にもイケたので、この度も復活。

瓶にびっちびっちに詰めて、室温で3日間放置するのみ。 
発酵して水が上がって来るので、こんな風にウケ皿をするとよろしい。
蓋はちょい軽めに閉じ、日に何度か空けてあげます。

ドイツのレシピでキャベツと一緒にりんごを入れるものもあり。
以前に一度試してみたのですが、よく発酵し味もまろやかになります。
この度はりんごがないので、りんご酢を小さじ一杯ほど混ぜました。

キャベツですが、Spitzkhol(シュピッツコール)を使用。
三角帽子のようにとがったキャベツなのですが、
柔らかくて日本のキャベツに一番近い食感です。

旬は5,6月なので、本当は収穫時期が長いWeißkohlが良いのでしょうが、
和風にするならやっぱりねぇ、こだわりがございます。

まだ調子はバリバリ全開!?ってなわけではございませんが、
ザワークラウト食べながら、気長に養生したいと存じます。

あ~それにしても、健康に何でも食べられるって、
本当に幸せな事ですね。

今日も芋を片手に、早期回復を目指すのでございます。

2017-08-12

ピロリ菌三次除菌のその前に…

約一年の体調不良の最大の原因ピロリ菌。
既に2回の除菌を経験しましたが、残念なことに私の中のピロリは健在。

恐らく、二度目の除菌の時などは、ピロリは『余裕~』だったかと。
三回目の除菌は、専門医から「かなりハード」だと言われ、
ビビった私は他に選択肢がないか主治医に相談。

主治医の「ピロリ菌はパラサイトだから」に青ざめる。

体のあちこちで悪さを働き、挙句には癌になると言われ、
三回目の除菌に挑戦することに致しました。

現実に私、関節のあらぬ痛みに苦しんでおりまして、
専門医からも除菌すると痛みは消えるはずだと言われたこともあり、
じたばたするのは辞めに致しました。

世の中には、もっと大変な病で苦しみ、
その病と向き合っている人が大勢いらっしゃいます。

それに比べれば、ちょっと手強いピロリ菌の除菌など屁のようなもの。
しかもドイツは三次除菌も保険が適用になるのですし。

二万円以上の自腹を切る日本に比べれば、
薬代わずか10ユーロでピロリとおさらばできるのですから。
これが三次除菌セット
左は胃薬です。
右がピロリ菌を退治するお薬。

明日から10日間、投薬開始でございます。

投薬中は、乳製品とカルシウムの摂取をしてはいけません。

食事も消化の良いものをと言われ、
専門医は「和食が一番いい」と申しておりました。

実は、除菌を前にして、居候ピロリ菌があれこれ悪さをしているようで、
もう調子が悪いのなんの。
食事の後、急に背中がざわざわしたり、眠れなかったり。

それで、もっぱら食事は野菜中心。
育てたスプラウトも活躍中。

やはり小麦、お米、大豆、卵が要注意。
食べられるのですが、消化力が落ちているため具合が悪くなる。
なので、体調が良いとき、白米を少し頂く程度。

このゲロゲロさとも10日後にはおさらばと思えば、
やはり除菌の決断は間違いなかったと思います。

さて、今日は除菌前に友人とお茶会でございます。
グルテンフリーのキッシュと
 マスカルポーネ・アーモンドケーキ
いずれも小麦抜きで作りました。

私は卵もアウトなので、ケーキだけ頂きます。

では皆様、10日後のブログアップまでごきげんよう。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...