ゲッティンゲンへ住んで間もなくのこと。
全くドイツ語が話せない時期に知り合った友人がおります。
その彼女を新居のティータイムにお誘いした際、頂いたものがこちら。
ドライ・ラベンダー
彼女が借りているガーデンで採れたもの。
こちらの方たちは、贈り物が粋でございます。
日本の場合ですとお金をかけたものが多いのですが、
お金よりも手間というか、手作り感があるというのが欧州かと。
ドイツで何が楽かと申しますと、訪問したり、されたりの時の贈り物。
特に値の張るものを用意することなど不要だからです。
例えば、友人宅に招かれた際は、手作りケーキやキッシュを持参したり、
お礼などに自分が美味しいと思うお手ごろ価格のワインを贈ったりという感じ。
日本より気遣いが少ないので、お付き合いがとても楽。
このラベンダーを贈ってくれたドイツ人の友人ですが、
市営のガーデンを年間契約で借り、
そこで野菜なども育てているとのこと。
昔からとってもマメな人で、拾ってきた椅子を修理して使ったり、
森に落ちている小枝をキッチンに使ったりとか、
とにかく生活上手でお洒落な人なのでございます。
その彼女、アラカンを迎えたあたりから、物を減らしているという。
年齢と共に断捨離をしているんだそうです。
私も断捨離をしつつありますが、これは勇気がいるというか、
決断力が必要でございますね。
引っ越しの際、かなり減らしたつもりですが、
まだまだ余計なものが沢山ございます。
まあ、無理にものを減らさなくとも良いのでしょうが、
すっきりした空間を生むためにも、定期的な断捨離は必要かも。
徐々に生活スタイルを簡素化するのも大切なことでしょうか。
友人から頂いたラベンダーの香りを楽しみながら、
部屋の整理にいそしむ今日この頃なのでございます。