2016-03-24

風邪と冷え取り

先週頭から博士が風邪で珍しく熱を出しました。
嫌がるご本人に無理やり体温計を差し出して、強制計測。
なんと、38.5℃と高熱でございました。
とにかくどうすることもできず、安静に眠らせるのみ。

ご本人は薬を飲まない派なので、点鼻薬のほかにすることはなし。
ドイツ式に暖かいお茶をとにかくひっきりなしに飲むだけ。

ご近所の薬局へ点鼻薬を買いに行った際に、お知恵を拝借。
薬局のおばさま曰く、ドイツ人は風邪で薬はあまり飲まないもの。
これは、免疫力を崩さないためのドイツ人の昔からの考え方。

風邪の時はお茶をたくさん飲んで、とにかく休息をとるというのが普通。
そこに薬局のおばさまからプラスのお勧めがございました。

「ふくらはぎに暖かいタオルを巻きつける」

この前のテレビの番組でも「足元を温める」っていうのがありました。

何でも足を温めるのは免疫力を高めるらしい。

私が去年から始めた「冷え取り」に相通じるものでございます。

それで、早速博士に足元を温めるように進言。
でも、「私は西洋人ですから…」と言って消極的。
せいぜい靴下2枚履き程度で私の言葉には耳を貸しません。

博士ごほごほの横で、私はぴんぴんしておりましたが、
疲れがたまった週末にとうとう私にも風邪菌が入ってしまいました。

熱が出る前に速攻で入浴。(風邪と入浴)
靴下4枚履きで就寝し、翌日は出社致しました。

あのベルギーでのテロ事件のニュースが流れる中、鼻水ダダ漏れでお仕事。
ですが、あまりのダダ漏れ具合に業を煮やして病院へ直行。
そのままイースターまでお休みをいただくことにして帰宅致しました。

仕事があったのでアスピリンコンプレックスなる薬を飲んでおりましたが、
とにかく頭痛がひどい。
熱が出ない代わりに、頭が締め付けられるような痛さが丸2日間。
それが消えたと思いましたら、後頭部の下のほうが数分間に一度痛くなる。
ざわざわするわ、夜中に腹痛で目が覚めるわ、こんな風邪は初めてです。

熱が出なかったのは冷え取りのおかげかも。
でも、その代わりに変な症状いっぱいで不快この上ない。

まあ、どんな健康法を実践しても風邪は引くのでございます。
過去に呼んだ野口整体などもそうですが、風邪は体の毒だし。
引いたからにはひたすら休むに限ります。

幸い、ドイツは風邪ひいてまで仕事…という雰囲気はなし。
日本なら点滴打って、薬の飲み飲み仕事するというところでしょうが、
ドイツはこういうところが日本より遥かに人間的でございます。

明日はイースターの金曜日。
初めて何にもせずにベッドで過ごすことになりそう。
体力回復の休暇になろうとは…とほほなのでございます。

2016-03-13

Düsseldorf - Art

 朝晩の気温差が激しいですが、日中は心地よい小春日和。
日も長くなりまして、春の到来を感じる今日この頃でございます。

土曜日も風は冷たいですが、太陽燦々。
今こそビタミンD補給!と、博士と二人で外出いたしました。

散歩しながらHeerdt (ヘアト)へ向かうことに。
目的は久々にギリシャ食材店のNikolauでのお買い物。

お店へ向かう途中、ご年配の方に道を聞かれました。
この辺でアート展があると聞いたらしいのですが、場所が分からないと。
インターネットで調べても位置を確認できないとのこと。
アート展と聞くと博士も私も覗いてみたいと思ってしまう。

どこなんだろうと思いつつ、足はNikolauへ。
そして、偶然にもお店の手前の倉庫でアート展を発見。

買い物を済ませて、博士と二人で見学へ参りました。

主催はアートコンサルティングのDüsseldorf-art  





この海の風景が気に入って写真をパチリ
 すると、画家のご本人が気軽に声をかけてきてくださいました。

伺うと、この絵は筆などを使わずに描いたのだそう。
なんでもカンバスを縦に絵の具を流すという、
彼独自の技法で作品を完成させたそうです。

主催者のKlaus Meßner氏もとても気さくな方で、
ブログのために写真を気軽に取らせてくださいました。

とにかく雰囲気がとても和やかで温かいアート展。
これは是非とも足を運んで頂きたいところでございます。

年に4回ほど場所を変えながらアート展を開催しているそう。
次回の展示が決まった時は、Blogでも告知させていただこうと存じます。

偶然に出会った作品展。
とてもラッキーな巡りあわせでございました。

2016-03-11

冬に逆戻り!?

 暖冬だ~などと言っているうちに、3月に入って思わぬことに。

7日、月曜日の朝、博士に呼ばれてバルコニーへ行くと… 
いつの間に。
見事に雪で、この日は市内はどこも交通渋滞。
私が利用するバスも55分遅れの運行でした。

でも、雪は昼でとけてしまいまして、いつもの景色に戻る。

ところが、早朝はこんな感じ… 
 霜が降りること数回
霜が降りてキリリと寒い朝の一日は快晴になるのですが、
朝と日中の気温差が10度と激しい。
こういう日が続くと風邪にやられてしまいますので要注意でございます。

体調を崩すさないように、入浴で疲れをとり、よく眠るのが一番。
最近はほぼ一日おきで湯船につかっております。

入浴をして何が良いかと申しますと、ホットフラッシュが軽くなったという事。
以前は夜中も汗ダラダラでしたが、これが激減。
日中もホットフラッシュがあっても、以前ほどの回数ではなくなりました。

入浴の他に軽いストレッチや自力整体をやっていることも功を奏したかと。

人間、年齢とともに自分の体に気をつけねばなりません。
できる努力は積極的にするべしでございます。

さて、今宵もたっぷり湯船につかり、お休みしたいと存じます。

2016-02-28

地元産はちみつ

我が家の最近のこだわり「はちみつ」について。

以前から蜂蜜はなるべく市場で購入しておりました。
しかしながら、時に面倒で近場のスーパーやBIOショップを利用。
ところが、時々味に違和感を覚えることが多々。

そんなある日、博士があるネットの記事を発見。
なんでも市販のものは100%蜂蜜ではないとう。

これはオリーブオイルにも当てはまるのですが、
市場に大量に流通させるために、手を加えるというお話。

市販の蜂蜜はコーンシロップなどを混入させているという。

あ~あ、やっぱりそうだったか。

蜂蜜、何となく不自然な味だなぁと思うことが何度もあったのです。
これ、子供の頃に記憶している味というのは大事ですね。
自分の舌を信じるべしです。

特に博士は蜂蜜が特産のハンガリー生まれ。
私以上に蜂蜜にはうるさい。

多少値段が高くても蜂蜜は養蜂家直接のものを購入することに。

我が家は土曜市場の卵屋さんが仕入れているものを買っておりますが、
今回たまたま品切れで買いそびれてしまいました。

それで、ご近所のお花屋さんにある地元の蜂蜜を買い求めてみました。

Meerbusch産のひまわり蜂蜜
購入はお花屋さん: Monis Blumenwelt 

養蜂家からのものはシリアルナンバー、養蜂家の名前など明記されてます。
蓋の上には賞味期限もきっちり書かれております。

美味しい蜂蜜を使ったドレッシングでサラダランチ。
豚肉を使ったサラダ 
蜂蜜は濃厚で品のある甘さ。
サラダのドレッシングには欠かせないアクセントになるのです。

ケーキ作りにも…と言いたいところですが、お値段を考えるとちょっと。
日本よりは安価ですが、養蜂家のものは500gで6ユーロ~8ユーロ程度。
我が家ではお料理の隠し味に使う程度です。

そのほか、お砂糖代わりにお茶に入れたり、ヨーグルトに混ぜたり。
とにかく博士と二人で毎日蜂蜜を口にしております。

でも、ここ数年、ミツバチの数が激減してきているとか。
これは日本でもニュースになっているかと思うのですが、
環境の変化が蜂の生態系に影響をしているとのこと。
(ドイツでは農薬が原因と一部で報道されました)

自然の恵みを当たり前に口にしていた子供の頃。
それがとても貴重になりつつあるとは…地球は一体どうなっているのでしょう。

自然と食べ物に感謝しながら、今日も蜂蜜を頂きたいと存じます。

2016-02-27

土曜日散歩は本屋さんへ

お天気がとても良いので、ビタミンD補給も兼ねて出かけました。

ここはスーパー、家電量販店、ファッションブティックから靴修理のお店まで、
とにかく生活必需品が一通り揃う買い物天国。

久しぶりにその中にある書店へ足を運ぶ。

Thalia という大手書店
私の目的は料理本。
ドイツでも大人気のJamie Oliverの本が棚中央を陣取り。

最近、ドイツはちょっとしたベジタリアンブーム。
ビーガンレシピ満載の料理本がかなりの数で増えてました。

ビーガンの料理本ばかりを真ん中にディスプレイしてましたので、
かなり需要が上がってきているのかもしれません。

さんざん立ち読み&物色を致しまして購入は致しません。
私は興味がありそうなものは、頭に入れる程度。

それを帰宅してからAmazonのサイトで再チェック。
古本でお安くてごろに買えるものをチェックリスト登録。
後で再度吟味して、欲しいものだけ購入することにしております。

二人でコーヒーでも飲みながら…と考えたのですが、
自宅で自前コーヒーのほうがお得と判断。

ホーム・カフェが一番落ち着くのです。

事前に焼いておいたアップルクリィミィトルテでお茶タイムです。
生地はバター控え目、ビーガンレシピを参考に豆乳を使用
 リンゴはドイツ産の「ふじ」を使用。
日本の品種をドイツで味わうとは。

太陽燦々のリビングでコーヒーと一緒に頂く。
のどかな土曜のお茶タイム。

最近は遠出をせずに、こんな感じが増えたかな。
年齢を感じる今日この頃でございます。

2016-02-24

腹痛ではなく腰痛!?

2月だというのに、外ではひばりが綺麗な声で鳴いております。
季節外れの梅や桜も咲いたというのに、今週は寒気が入ってきております。

ドイツの何が嫌かと申しますと、この冬の期間の暗さと、
体感温度が下がる水気のある妙な寒さ。
雨と曇天が続くと骨とういか、関節が敏感になる年齢でございます。

それで、今朝は背中とお腹に鈍痛が走り、気分優れず。
会社をお休みして病院へ参りました。

ドイツでは仕事を病欠する場合、お医者様の証明を会社へ提出致します。
本日は、主治医の先生から今週末までお休みを書いて頂きました。

私は下腹部への鈍痛が何やら臓器からくる病気ではと考えたのですが、
先生から「これは腰から来ていますね。腰痛です」と言われる。

えええっ!?腰痛!?

長時間のデスクワークで腰に負担がかかっているはずだと先生。
実際に先生が触った箇所には痛みがあったという。

やられました。

実は、会社で使っている椅子が古く、ちょっと前に傾斜していて、
かなり座り心地が悪かった。
それで、いつも足に力が入りすぎたり、腰が緊張したり。
自分でも気をつけていたのですが、負担がかかっていた模様。

ここは無理せず、先生の言う通りお休みさせていただくことに致しました。

自宅でお昼ご飯にスープを作る
博士は午後からお仕事なので、平日の自宅ランチを楽しむ。

病院の帰りには自分にご褒美用として美味しいハムを購入。
博士にはお肉屋さんの手作りレバーパテを買いました。

週末まで、腰痛体操しつつ、ゆっくり過ごしたいと存じます。

2016-02-22

手作りとドイツ人

もう2週間前になりますか。
Willichに住むドイツ人の知人宅へお邪魔する機会がございました。

平屋の一戸建てに暮らしているご家族ですが、
大のフリーマーケット好き、そしてナチュラル派の方々。

それに奥様は家の飾りつけ、ガーデニングなどなんでも自分でやってしまう。
自宅を快適に過ごしやすく、常に気を配っていらっしゃるのでございます。

今回は、久々にお邪魔したのですが、手作りの素晴らしさにびっくり。
思わず写真を撮ってしまいました。

あの商品運搬につかうパレットで食卓テーブルを作ったという。

パレットも素敵に変身
テーブル上のランチマットも自分でフエルトをカット

 ランプも自分で装飾したとか。
カラフルなストローをこんな風にお洒落に使う。
テーブルの上には手作りのケーキ
 手間暇を惜しまず、快適な生活空間をお安く素敵に作り出す。
これぞ手仕事好きのドイツ人の技でございます。

裏庭のテラス部分も全てご自分の手作業で仕上げたという。
椅子やソファなどはフリマなどでの戦利品。
決して新しいものを購入しているわけではないのです。

ドイツ人はケチだと世界的にも知られておりますが、
ケチというより合理的であり倹約主義。

お金の使い道をきっちり考えながら上手に生活をする人が沢山いるのです。

このご家族もそうですが、以前、私がお世話になった老夫婦も
手作りで一年分のジャムを作ったり、お菓子も市販のものより手作り
ということをサラッとやってのける。

それにお部屋の中も余計なものが少なく、整理整頓されている。
とにかく無駄が少ない気がいたします。

節約の理由もあるのかもしれませんが、
ドイツ人は手作りに対する手間を惜しまないところがございます。

今回のお話はテーブルをハンドメイドしていらしゃいますが、
人によっては家を自分の手で建てるという方も珍しくない。
リフォームも自分で…というのは割と普通の感覚でございます。

時間をかけて自分の気に入ったものを手作りする。

昨今、意外にこれが贅沢なのかもしれません。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...