先週頭から博士が風邪で珍しく熱を出しました。
嫌がるご本人に無理やり体温計を差し出して、強制計測。
なんと、38.5℃と高熱でございました。
とにかくどうすることもできず、安静に眠らせるのみ。
ご本人は薬を飲まない派なので、点鼻薬のほかにすることはなし。
ドイツ式に暖かいお茶をとにかくひっきりなしに飲むだけ。
ご近所の薬局へ点鼻薬を買いに行った際に、お知恵を拝借。
薬局のおばさま曰く、ドイツ人は風邪で薬はあまり飲まないもの。
これは、免疫力を崩さないためのドイツ人の昔からの考え方。
風邪の時はお茶をたくさん飲んで、とにかく休息をとるというのが普通。
そこに薬局のおばさまからプラスのお勧めがございました。
「ふくらはぎに暖かいタオルを巻きつける」
この前のテレビの番組でも「足元を温める」っていうのがありました。
何でも足を温めるのは免疫力を高めるらしい。
私が去年から始めた「冷え取り」に相通じるものでございます。
それで、早速博士に足元を温めるように進言。
でも、「私は西洋人ですから…」と言って消極的。
せいぜい靴下2枚履き程度で私の言葉には耳を貸しません。
博士ごほごほの横で、私はぴんぴんしておりましたが、
疲れがたまった週末にとうとう私にも風邪菌が入ってしまいました。
熱が出る前に速攻で入浴。(
風邪と入浴)
靴下4枚履きで就寝し、翌日は出社致しました。
あのベルギーでのテロ事件のニュースが流れる中、鼻水ダダ漏れでお仕事。
ですが、あまりのダダ漏れ具合に業を煮やして病院へ直行。
そのままイースターまでお休みをいただくことにして帰宅致しました。
仕事があったのでアスピリンコンプレックスなる薬を飲んでおりましたが、
とにかく頭痛がひどい。
熱が出ない代わりに、頭が締め付けられるような痛さが丸2日間。
それが消えたと思いましたら、後頭部の下のほうが数分間に一度痛くなる。
ざわざわするわ、夜中に腹痛で目が覚めるわ、こんな風邪は初めてです。
熱が出なかったのは冷え取りのおかげかも。
でも、その代わりに変な症状いっぱいで不快この上ない。
まあ、どんな健康法を実践しても風邪は引くのでございます。
過去に呼んだ野口整体などもそうですが、風邪は体の毒だし。
引いたからにはひたすら休むに限ります。
幸い、ドイツは風邪ひいてまで仕事…という雰囲気はなし。
日本なら点滴打って、薬の飲み飲み仕事するというところでしょうが、
ドイツはこういうところが日本より遥かに人間的でございます。
明日はイースターの金曜日。
初めて何にもせずにベッドで過ごすことになりそう。
体力回復の休暇になろうとは…とほほなのでございます。