2017-01-25

ブタペスト冬の夜

クリスマスイブ直前のブタペスト旅行を振り返ります。

-4℃と通常よりも少し暖かめの夜のこと。
博士より、せっかくなので夜散歩へ出かけようとお誘いが。
冷えているので、ちょっと渋々でしたが、重い腰をあげました。

寒いと言っても、市内は交通機関を上手に使えば問題なし。
歩く距離など問題ではございません。

路面電車に揺られて夜のドナウ見物へ。

ドナウの真珠と謳われたこの景色
国会議事堂もライトアップ
相変わらず美しい… 
有名な鎖橋でございます。
ライオンの堂々たる佇まい
この美しい鎖橋の真ん前に、ひときわ美しい建物発見!
なんだ、なんだ…このゴージャスな建物はっ!?
真ん前で写真を撮影しいた人に聞いてみた。

なんと、『フォーシーズンズホテル』でございました。
正しくは『フォーシーズンズホテル グレシャムパレス』というそうな。

調べましたら2001年にフォーシーズンズホテルが買収したという。
世界遺産に登録されておりますが、何でこの建物を売ってしまったのか。
国と市が簡単に歴史的な建物を売却するなんて…残念。

さて、市内中央部のクリスマスマーケットも覗くことに。
手作り感たっぷりのツリーが並びます。 
クリスマスマーケットはドイツ同様、あまり変わり映えは致しません。
ただ、何故『マトリョーシカ人形』が売られていたのかは疑問です。

繁華街は観光客がいっぱい。
にぎやかなところに人は寄って来るもの。 

途中、冷えた体を癒すため、コーヒータイム 
この右側のお菓子、甘そうに見えますが甘くない。
塩系のお菓子で、私の大好物。
小麦アレルギーなのに、一個食べつくしました。

この建物、博士の思い出が詰まっております。 
昔、ここで結婚式を挙げたそうな…何人目の方と?

冬のブタペストは寒さが厳しいですが、
空気きりっとしている分、風景も美しい。

散策して、お茶してと、夜もやっぱり楽しいブタペスト。
昼と夜の顔、どちらも魅力的なのでございます。

2017-01-23

ブタペストのマンホール

マンホールマニアのために。
ブタペストのマンホール紹介。

これはマンホールと言わないと思いますが、
あまりに可愛いのでパシャリ。
これ、何かと申しますと、国会議事堂の形なんです。

それから、こちらのマンホール
マンホールはその街の顔。

日本のようなカラフルマンホールはございませんが、
ちょっと荘厳な感じのマンホール多し。

マンホールを撮る私を不思議がる博士。

これはこれで…楽しいのでございます。

2017-01-21

スープと煮込みにハマる

ハンガリー旅行から戻り、新年を迎えましたが、
仕事始めと同時に再び体調を崩してしまいました。

食欲がわかず、体重がまた減少。
お陰で理想体重にはなりましたが、体力を落としてはいけません。

消化に良い煮込みやスープなら比較的に食が進むので、
週に数回は手間暇かけてお料理しております。

週一で登場するグヤーシュスープ
辛いパプリカを少し加えるのがポイント。
牛肉が柔らかくなるまで煮込むのですが、作った翌日が一番美味しい。
博士の大好物でもあり、作るときはとくかくたっぷり。

コールラビと手羽先のスープ
手羽先から出る旨味が決め手。
干し椎茸と昆布も加えてお出汁をとります。
スープは内臓を温めるので、体調が悪いときは特に良し。
お米アレルギーでおかゆが頂けない私には、スープは救世主なのです。

冷蔵庫のストック整理も兼ねて、余り野菜を使った煮込み。
鶏もも肉のトマトソース煮込み
鶏もも肉は軽く塩、胡椒をしたものを皮がパリッとなるまで焼き、
それを野菜とトマト缶に塩を加えたお鍋に放り込んで煮込むだけ。

スパイスはニンニク、コショウ、クミンシードを使います。
バジルやオレガノを加えても美味しいかも。

ジャガイモを添えて頂く冬の一品という感じ。
ビタミンたっぷりでお肉も柔らかく、胃にも優しい。

時間をかけて煮込む物は、素材の力で美味しく仕上がり、
あまり失敗がないような気が致します。
特にトマトを使いますと、リコピン酸効果で旨味も倍増。
煮込みにはお勧めの素材でございます。

お米と小麦を摂れないというのは結構辛いもので、
特に職場へ持参するランチが大変。

昔なら、サンドイッチやおにぎり、お弁当…と、
選択し色々、そして楽に用意できました。

それができないとなりますと、ランチ考えるのがストレスだった最初の時期。
最近はワンパターン化させ、あまり時間をかけなくなりましたが、
米と麦がダメって、結構大変なことなのです。

イモ類と豆を中心に持参するお弁当を前日に準備。
スープを大量に作った日は、翌日のランチに瓶詰にして持って行きます。

スープと煮込み料理、まだまだ奥が深そうです。
自分なりにバリエーションを増やしていきたいものでございます。

2017-01-20

食のハンガリー

 12月のブタペスト旅行の続きです。

中央市場の料理にがっかりではありましたが、
市場のすぐ近くに最高の食堂を発見致しました。

お客様は地元の方が圧倒的で、観光客が少々という感じ。
セルフサービスで日替わりメニューを楽しめるお店です。
3~5ユーロで美味しいハンガリー料理が頂けます。
しかも注文は、ハンガリー語ができなくても片言英語で大丈夫。
テイクアウトもOKなので、ホテル持参なども致しました。

初訪問の時に注文したメニュー
博士が頼んだメニュー。
この右上のピクルスですが、日本の漬物を思い出させる味。

私は豚肉とジャガイモのお料理 
これ、炒めたのか、煮込んだのか…。
豚肉はとっても柔らかく、ジャガイモはめちゃめちゃ美味しかった。
体調不良で思うように食事ができなかった私が、これは完食してしまった。
久しぶりに食べれた自分にびっくりでした。

アレルギーで大豆製品、小麦など食べられなくなったのですが、
ハンガリー料理だとベースが塩、パプリカなので結構食べられる。
しかも肉が美味しいから、久々に食欲が戻りました。

これは↓ 市場のお肉屋さんで買ったソーセージ。 
生のものを宿泊先のキッチンで焼きました。
焼き上がりで脂肪が多すぎるのが分かって、やや引きましたが、
まあ、これはこれで美味しい。

今回は市場で自宅へ持ち帰る食材を少し調達しました。
これはハンガリーのザワークラウトとサロナという豚の脂肪を調理したもの。 
豚の脂肪を加工したサロナは私の大好物。

それから、スープや煮込み料理に使うスペックと鴨の脂肪 とニンニク
 鴨の脂肪はバターのようにパンに塗ってもOK。
私はスープの材料を炒めたりするために使っております。
それから、このスペックは生では頂けません。
調理するために使うのでございます。

ワインとソーセージ 
ソーセージを持ち帰るのがメインの目的の一つでしたが、
なかなか美味しいソーセージ巡り合えなかった。

昔と違って、ものすごく種類が増えて迷うくらいなのですが、
本当に美味しいものを探すのは至難になりました。
大量生産で手間暇をかけたものが少なくなったという事。
今回、昔ながらの味だったソーセージは一本だけ。

それも、市場で大量に並んでいたものではなく、
博士の故郷ベーケーシュチャバの市場でみつけたもの。
田舎のおばちゃんが自分で作ったものを蜂蜜と一緒に売っていたのですが、
おそらく、豚も自分の家で飼っていると思われます。
これが、本物の味で絶品!美味しいのです。

ハンガリーと言えば、フォアグラ
日本人のイメージはフォアグラ=フランスですが、
ハンガリーこそがフォアグラの名産地なのです。

フォアグラはがちょうと鴨の二種類があると初めて知りました。
写真の青いラベルは鴨のフォアグラ。

この写真のタイプのフォアグラは、スーパーでもどこでも買えますが、
一番おいしかったのは、お肉屋さんで計り売りしてもらったものでした。
鴨のフォアグラなのですが、おススメです。

最後に、忘れてはいけないハンガリー産パプリカ
小さいトマト缶はトマト濃縮したものですが、私はスープ作りに使います。
写真より実物はもっと鮮やかな赤色のパプリカ。
これは手作りソーセージのおばちゃんから買いました。
左は辛口、右が甘口のパプリカパウダー。

昨今、市場でお土産用に売られているパプリカは、中国産の場合がございます。
しかも名産の蜂蜜も国内産とは限らないというから驚き。

本物のパプリカや蜂蜜を買うなら、地方の市場で個人から買うのがベスト。
ただ、そんな本物の味もいつまで楽しむことができるのか。

儲け重視で物を大量生産するようになると、
本当に美味しくて安全なものが少なくなってしまいます。

ブタペストの中央市場は何ですが、特に地方の市場では、
まだまだ鶏肉、豚肉など自然に飼われたものが手に入るハンガリー。
手間暇かけたものが、どんなに健康で貴重なものなのか。
体を壊して初めて、その有難味が分かります。

とにかく、ハンガリーでは信じられないほど食欲旺盛になってしまった。
また近いうちに訪れたいと存じます。

2017-01-15

ブタペストの古本屋通り

 宿泊したアパートメントホテルは、
徒歩圏内に中央市場、そしてナショナルミュージアムがあるという、
実に便利な場所でございました。

この博物館の前の通りというのがまた、博士にとっては重要ポイント。
「ここはブタペストの神田です」(博士談)
というように、古本屋がずらりと並ぶ魅力あふれる(?)通りなのです。

このフクロウの看板から先が古本屋街
とにかく、古本屋に限らず、普通の本屋さんも多いブタペスト。

「デュッセルドルフとはずいぶん違いますね…」(やや皮肉な博士談)

どこのお店もたくさん人がおりました。
古本で希少価値の高いものはお値段もなかなかのもの。
絵本など、絶版ものや古いものはお高い。
本の価値を再確認できるのも面白かったです。

ハンガリー人は本好きというか、やはり学ぶ好奇心が旺盛なのかも。
若い人からお年寄りまで、ひっきりなしに人が出入りしておりました。

疲れる…と文句(笑)を言う私でしたが、
結局二人で全店制覇です。

博物館は行かずに、古本屋でエネルギーを使い切った私たち。
満足でございました。

2017-01-14

博士の出身地・Békéscsaba (ベーケーシュチャバ)

さて、またハンガリー旅行の続きです。
この度は博士の生まれ故郷ベーベーシュチャバのご紹介です。

ブダペストのケレティ駅より列車に揺られて1時間45分。

すっかり新しくなった駅に降り立ちました。
博士の叔母さんと従妹のところへ訪問する前に、市場へ直行。
市場で腹ごしらえ致しました。

ベーケーシュチャバはブタペストから更に東南にあるベーケシュ県の県都。
人口わずか6万人の町には、劇場もございます。
街の中央にはクリスマスマーケットとスケートリンクが。
こういう光景はドイツと一緒でございますね。

昔、マクドナルドだった左角の建物ですが、
もうマックは閉店し、テナント募集になっておりました。
でも、その昔は見ることがなかったゲバブ屋ができてたりして、
ブタペスト同様、食も国際化してきております。

街の通りが綺麗で絵になります。
街のいたるところが整備され、カルチャーセンターができていたり、
私が初めて行ったころと少し様変わりしておりました。
でも、やっぱりどこを見ても綺麗。
ゆったりしていて時間を忘れてしまいます。

EUに加盟して、西側の資本が入り、
同じスーパーや家電量販店が入ったショッピングモールが登場したり、
見た目は豊かに映るようになったかもしれません。

でも、年金受給者や地元で働く人たちの賃金は上がらず、
物価だけは上昇しているので、生活は決して楽ではないようです。

月給は450ユーロから480ユーロ程度で、
光熱費は西側とほぼ同じ位と聞いて驚き。

共産主義時代のおかげで、それぞれ持ち家なのがせめてもの救い。
でも、多くの人がギリギリの生活をしているのが現実です。

大学を卒業して、イギリスでホテルメイドの仕事をするという。

賃金はハンガリーより高く、良いのかもしれませんが、
なんとも話を聞いていて切なくなってしまいます。

市場で何人かの人と話をしましたが、
「息子がドイツの○○○で仕事してる」という人も多かった。

ハンガリーの若い労働力が、近隣諸国へ流出しているという現実。

10年前に訪れた時と比べて、公共施設は立派になりましたが、
庶民の生活はあの頃より厳しさを増している気が致しました。

2017-01-08

ワインの井戸発見!?

本日もブタペスト旅行の続きです。

滞在したアパートメントホテルが中央市場徒歩圏内だったので、
心ウキウキ、到着翌日に中央市場へ足を運びました。

いつも観光客でいっぱいの中央市場
美味しいハンガリー料理のお昼ご飯を食べようと、胃袋を空けて訪問。
久々のハンガリー家庭料理の味はいかに!? 
お店がずらりと並び、支払いはユーロでもオッケー。
でも、私たちが思っているよりお値段お高めで、ちょっとびっくり。
私が注文したザワークラウトとハンガリーソーセージの煮込み 
博士が注文しソーセージのグリル
この二品で価格は西側並みの8ユーロ。

観光で訪れている人には平気なのかもしれませんが、
昔からハンガリーを知る私たちには高すぎ感がございました。

それでも久々の本場の味です。
ウキウキしながら頂きましたが、一口食べて…!?????

食べられない味じゃないんですが、何かが違う。
博士は舌がハンガリー料理を知り尽くしているだけに、
「不味い」の連発。

お肉屋さんでソーセージなど購入しましたが、
値段がお高い割には全部ハズレ。
期待が大きかった分、がっかり度が半端ない。

それでも世界各国から訪れた観光客の皆さんは、
ガイドブックやインターネットの情報で中央市場を訪れるもの。
でも、中央市場のあの食べ物で、ハンガリー料理を判断して頂くのはあまりに残念、

ハンガリー料理は日本人の口にも合い、本当に美味しいのです。

中央市場で肩を落として帰宅した博士と私。
ですが、旅行で美味しいものが食べられないなんて、
こんながっかりはございません。

ハンガリーに何のために来たのか。
それは、心と体を癒すため、美味しいものを求めての旅のはず。

博士と私、実は、二人とも事前に他の市場の情報もチェックしておりました。
夫婦ともども、考えることは同じでございます。

美味しいハンガリー料理に餓えた二人。
後日、ちょっと足を延ばしてブダ側の市場へ参りました。

地下鉄4番線終点から徒歩3分。市電でも行けます。
参りましたところ、観光客はほとんどおりません。
近隣の地元客で賑わっております。 
この市場、今回の滞在で大いに利用させていただきました。
パン屋さんもお肉屋さん、お漬物屋さんも安い、美味しい。
そして、どうでもいいかもしれませんが、トイレ使用料金も中央市場の半額です。

博士とパン、野菜などたっぷり購入。
そして、やっぱりワインを買わねば・・・と、あたりを見回しましたが、
どうもアルコールを扱っているお店が見当たらない。

博士は市場の中にはないのでは?と言ったのですが、
そんなはずはないと、私は執念の嗅覚で上を下への大移動。

そして、見つけた!ワインが湧き出る井戸発見!?
BOR(ボル)とはハンガリー語でワインの事。
お店の名前はズバリ『ワインの井戸』 
イブの前で特に大繁盛のワイナリー直営のお店。
ワインを計り売りしてくれるのです。
1リットル500フォリント(日本円で180円程度)

ペットボトル代をお支払いさせていただき、
満タン2リットルでも500円しないんです。
信じられない!
美味しいハウスワインを信じられない安価で購入。
味はイケます。保証付きです。

ワインを格安で購入し、小腹が空いて2階のイートインコーナーへ。

そこで一杯飲み屋を発見! 
 ここの店主のお姉さん、真っ赤なネイルに真っ赤なルージュが目立ちました。
ちょっと肉感よろしい肝っ玉姉さん系で、常連客に愛されおります。

お店の前には、ご近所の常連の叔父様たちが、
楽しそうに歓談しながら飲んだくれておりました。

1デシリットル150フォリント(約50セント=65円)でワインが飲める。
グラスになみなみ注いで頂いて一杯1ユーロ! 
そこに手造りハンガリーソーセージのグリル二人前を購入し、
このハンガリー三昧のメニュー全部で7ユーロという安さ!
あの中央市場とはエライ違いでございます。

ワインの井戸もそうですが、ここで飲んだワインも美味しい。
余計なものがあまり添加されていないので、鼻水も出ません。
(体に合わないとアレルギーで鼻水が出る博士と私)

日本では、フランスワイン、イタリアワインなどともてはやされておりますが、
ハンガリーワインは全く劣ってはおりません。
むしろどこより美味しいと思っております。
ただ、宣伝が下手なだけ。

ハンガリーは西側の国の何倍も見どころ、味どころがあるのです。

また、ブタペストを数日滞在で終わらせるのも勿体ない話。
見どころや穴場はかぞえきれないほど。
ゆっくり1週間以上滞在し、歴史や美術、音楽を満喫できる街なのです。

こちらに来て驚いたのは、ほとんどの日本人の方が、
ハンガリーは夏も寒いところだと思い込んでいるところ。
悪いけど、寒いのは11月から2月までの冬の期間。

4月からはもう暖かく、特に夏は30℃越え。
それも乾燥していて、心地よい暑さでバカンスには最高の場所。
おススメなんです。

高いレストランやカフェを訪れるもの良し。
更に地元の味や庶民的なB級グルメを楽しむのも良しのハンガリー。

ヨーロッパ旅行でハンガリーへ足を延ばさないのは損!
絶対におススメなのでございます。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...