2017-07-10

新居の台所

引っ越しから二週間ですが、毎日することがございます。
博士と二人、体力の続く限り段ボールを減らすため、ひたすら動く。
その作業の合間に役所へ転入届に行ったり、
銀行や税務署での変更手続きなど役所手続きもなど雑務もございます。

ですが、年齢のせいか、昔ほどサクサク片付かないことに気付く私たち。

体力が確実に落ちていることを思い知らされる今日この頃。

なので、「ゆっくりやろう」と、お互い無理をしないように致しました。
でも、二人ともスイッチが入ると止まらない性格らしく、
陽が落ちるまで(ドイツは22時過ぎに暗くなるので)ハマることしばし。

特に私はキッチンの整理がなかなかすすまず、少々ため息。

博士がDVDの整理用に購入した中古のラックが本日配送になり、
あまりにキッチンにピッタリなのに気が付き、急きょキッチンへ配置変更。

そのおかげで、やっと使い勝手が良い台所へ早変わり。
お金をかけず、持ってきた家具を台所の収納用に使い、
博士から奪い取ったラックもフル活用致しました。

台所は前に住んでいた人に譲って頂いたものを引き続き使用です。
かなり古くてガタガタなのですが、ちょっと手を加えて綺麗に再生。
通常のドイツ人家庭のキッチンのようにきらびやかではございませんが、
アジア人は料理で勝負なので、使えればそれでOK。

壁も天井も博士がペンキ塗り 
キッチンは東向き、バルコニーへ出入りできる作りです。

お気に入りの置物を窓辺に配置 
真ん中の貴婦人の陶器人形はハンガリーの友人作。
そのほかのものはフリマで購入したものばかり。

一日で一番時間を過ごす場所なので、とにかく快適に。
自分が使いやすいように整理いたしました。

以前の家と違い、キッチンが広いのでお料理もしやすい。
週末は旬の果物を使ってケーキを焼きました。

ブルベリーのチーズケーキ 
 

アプリコットが安かったので、大量購入。
アプリコットケーキ 
ケーキ用のお皿はフリマで1ユーロ

日当たりの良いキッチンで好きな料理を楽しめる幸せ。
やっぱり台所って大事です。

体調も良くなり、少しずつお料理も楽しめるようになりましたので、
これからは、存分にお料理したいと存じます。

2017-07-07

引っ越しと胃カメラ

約五年間暮らしたMeerbusch Büderich
時々フェラーリをお見掛けし、ポルシェは普通の地域でございました。
デュッセルドルフの郊外とは言え、人口に対する日本人居住が一番のところ。

飛行機が飛び交うことを除けば、安全で住みやすい。
家賃が高い地域の一つですが、快適に生活させていただきました。

ホント、アパートの大家さんもご近所さんも最高でした。
住み慣れた土地を後にして、ドイツ生活最初の土地、

ゲッティンゲンは創立280年の伝統を誇る大学がある地。
あのグリム兄弟も教鞭をとっていた大学なのです。

市内中心部には古い建物が多く残っていることも特徴の一つ。 
私が住んでいた頃との違いは、住居を探すのが困難になっているということ。
学生の数が増えていることもあり、あちこちでアパートの建設ラッシュになっております。

我が家は運よく市内中心部まで徒歩20分という場所の物件を借りられました。
大学図書館前を通り抜け…
このプラタナスを潜り抜けて5分ほどで我が家にたどり着けます。 

緑が多い中庭がある築80年のアパートですが、改装されて快適。
昔の造りなので、天井が高い。
ペンキ塗りの博士には、ちょっとキツイ。

引っ越しから早いもので、もう2週間が経ちました。
でも、本当にすることが多い。
9割ほど片付きましたが、もう体力がないことを思い知らされております。

そんな引っ越しでヘロヘロになりながらも、
診察のためにデュッセルドルフ日帰りをしたりも致しました。
これはこれで、気分転換になってたのしかったのですが、
この度、4度目の胃カメラ検査をせねばならず、地元の病院へ参りました。

こんな快晴の日に朝から胃カメラ…
病院はデュッセルと違い、検査の方法が2種。
例の麻酔で眠っている間に行うものと、日本のように部分麻酔が選択可能。
私は気が付ないうちに終わって欲しいので、眠らせて頂くことに致しました。

病院が変われば、検査の仕方もちょっと違う。
お医者様はとっても親切、かつ検査の結果が出るのも早い。
検査から9日間でピロリ菌検査の結果が出るというのでびっくり。
デュッセルドルフの場合、2週間と言いつつも結局3週間かかっておりました。

来週頭にはピロリ菌がしぶとく居るかどうかわかります。

環境が変わったことも影響しているかもしれませんが、
緑に囲まれ、リラックスできたのか、とても体調は良い気が致します。

毎日、のんびりと焦らずに。
とにかく、健康回復に専念でございます。

2017-06-25

最高の思い出 in Willich

引っ越し前に絶対に訪問をしたい場所がありました。
最高気温が今年最高を記録した木曜日、バスに揺られて出発。

車窓から見えるのは畑のみ…
こちらで最初に仕事をした思い出の土地Willichへ

2012年の9月から約半年間お世話になった大家さんのお宅へ伺いました。

二部屋38平米キッチン付きで一カ月、
光熱費込みで350ユーロという破格のお家賃で間借りしておりました。

何といっても、50歳を過ぎてからのドイツ一人暮らしを経験した場所。
お部屋は大家さんのお宅と一枚ドアでつながる至近距離(?)

最初はちょっと抵抗がありましたが、この格安家賃には敵いません。
気を遣いつつも親切な大家さんご夫妻のおかげで、
とても多くの思い出を作ることができたのです。

こんな素敵なお部屋を独り占め
 
部屋から見える庭の景色

今はもう賃貸するのを辞めてしまったそうですが、
『いつでも泊まりに来なさい』と、おっしゃっていただきました。

午後のティータイムは奥様お手製のアプリコットケーキ 

お茶を頂いてから、広いお庭の見学もさせていただきました。 
ここにお世話になっていた時期は、ちょうど秋から冬だったので、
この広いお庭は窓から鑑賞するだけで、実際にでることはありませんでした。 
  
お庭にはヨハネスベリーやラズベリーの木が。
これで奥様は毎年、沢山の手作りジャムを作ります。
 
 
お天気が良い日は、この池の上にあるベンチで読書をするんだとか。 
ご主人は昨年80歳を迎えたそうです。
いつまでも素敵な大家さんご夫妻

大家さんご夫妻との出会いは本当に不思議な縁を感じます。
お二人にはドイツのゆったりした生活の素晴らしさを教えていただきました。

ご夫妻がお元気でいる間に、できるだけ訪れたいもの。
最高の半年間を過ごせたことに、心から感謝でございました。

2017-06-24

自家焙煎珈琲 Die Kaffee

引っ越し秒読みの中、残り少ない日程でやり残しのないようにとあれこれ思案。

長く体調が悪かったこともあり、出かけることも人に会うこともなかな至難でした。
そこで、この度は悔いのないよう、時間を作っては友人と会うことに。
同時に気になる場所も行ってやろうと決めたわけでございます。

その第一号が自家焙煎のコーヒーのお店"Die Kaffee"
Schwerinstraße 23, 4477 Düsseldorf
地下鉄U78もしくはU79でNordstrasse駅下車、徒歩5分程度

このお店がある通りは洒落たイタリアンレストラン、
オイルやバルサミコ酢など買えるFass Bar、ワインショップが並びます。

Nordstrasse界隈はとにかく多国籍なバーやカフェ、レストランが沢山。
リーズナブルなお値段の日本食のレストランEat Toykoもありますし、
私個人としてはインマーマン通りやKönigsallee、Altstadtよりおススメの場所。

自家焙煎の美味しいコーヒーを注文
私が訪れたのは火曜日のお昼過ぎ。
ひっきりなしにお客様がいらしております。
お店の方曰く、まだ空いているほうと聞いてびっくり。

店内はシンプルですが居心地満点

そして、このお店の特徴は、なんと!!!
コーヒー豆を日本語でオーダーできるという事!!
オーナーと日本人スタッフの若松さん

オーナーのOlgaさんは今年度のDüsseldorf 女性オーナー賞の受賞者。
こだわりのコーヒー20種類を常時お客様に提供しているとのこと。

ちょっとChar似の若松さんですが、
お客様の好みに合うコーヒーを的確にセレクトして下さいます。

しかも、お店のオンラインショップもありますので、
デュッセルドルフ以外からでも注文可能という有難さ。

ちなみに若松さんは水曜日がお休みとのこと。
それでもオーナーはじめ、スタッフの方はとても親切なので、
片言のドイツ語でもオッケーでございます。

店内で飲むコーヒーもお値段はリーズナブル。
私は帰りにコーヒー豆を挽いて頂き、250g 6Eurちょとのものを購入。
自家焙煎の美味しいコーヒーと考えれば、決してお高くはございません。

こちらで提供するスィーツも店長がセレクトのものだそう。
香り高いコーヒーでほっと一息つきたい方にはお勧めのお店です。

デュッセルドルフは本当に奥が深い。
訪れてみたいお店がまだまだあります。

さあ、引っ越しはいよいよ明日。
ヘロヘロでございますが、新居でいれたてのコーヒーを飲めることを思いつつ、
ラストスパートに入りたいと存じます。

2017-06-17

引っ越し秒読み

さて、住み慣れたMeerbuschから古巣Göttingenへ戻ることになり、
ずっと住居探しに明け暮れておりました。

大学都市のゲッティンゲンは、数年前から住居探し困難な街となり、
一つの物件に対し、何十人も応募があるという状況。
我が家は幸い、以前に住んでいたアパートが、
Wohnungsgenossenschaftという住宅協会のものでしたので、
敷金(協会費)を預けたまま放っておいたのが幸いしました。

協会員の特権として、この組織の物件を賃貸できるため、
通常の不動産物件よりも競争率が緩くなるのでございます。

それでも、『これはいい物件!』と思ったものの、2回も選考に敗れたから大変。
現在のアパートを6月末で解約届を提出しているのに、
7月1日から賃貸できる物件に当たらなければ家なき子になってしまいます。

ドイツは日本と違いまして、退去希望日の2か月前告知が普通。
大体の方は、次の物件を決めて解約したりするのですが、
そうなりますと、新居と旧住居の2か所の家賃を1,2か月支払う羽目になるのです。

我が家は次の住処が決まる前に解約し、
猶予のある2か月間で新居を探すという、ややバクチのような方法をとっております。
二カ月余裕があるなら見つかるのでは?と、お思いでしょうが、
ドイツの物件探しほど、大家主導かつ熾烈なものはございません。

例えば、6月30日解約で7月1日から賃貸を希望している場合、
4月1日から次の物件を探せるのですが、タイミングが難しい。
借りたい物件の賃貸が6月1日から引き渡し可能という場合、
競争相手が何人かいますので、7月1日から住みたい人間はこの時点で選漏れ。
即、借りたい物件ならば、6月1日から契約申し込みを決める必要があるのです。
そうしますと、1カ月分の家賃を新旧二か所の住宅に支払う羽目になるのです。

これを避けるために、旧住居のNachmieterという自分の後の入居者探さねばなりません。
入れ替わりに6月1日から部屋を借りたいという人を見つければ問題は解決。
でも、これが自分であちこちにチラシを貼ったり、
ネットやフリーペーパーに広告を出したりせねばなりません。

我が家はこのNachmieter探しを自分たちでやるのが面倒なのもあり、
ずっとこのバクチのような方法で引っ越しを決めて参りました。

この度は、2度の選考漏れで少々ビビり、8月から空室になる物件とか、
早く借りなければならないのでは…とか、色々ございました。
それで、希望に近いところで7月15日から賃貸の可能な物件の紹介があり、
苦しい選択でしたが、まずは応募をしてみましたら、
なんと、今現在賃貸中の方と話がトントン拍子に進み、
希望通り7月1日から借りられることに相成りました。

ところが…
今のアパートを賃貸するため、不動産会社が仲介に入ると大家さんから連絡あり。
それで、引っ越し予定を7月1日にしている旨を不動産会社に致しましたら、
6月30日まで退去してもらわないと…という厳しいお言葉。

その結果、協会との交渉の末、6月25日に引っ越しが早まることになりました。

6月に入って目まぐるしい引っ越しの展開。

毎日、荷物の整理と梱包に追われております。

キッチンの整理を兼ねて、古くなったハーブを入浴剤にしてみたり…
食材整理を兼ねて色々と料理したり…
余ったミューズりーやココアでレア・チーズケーキも
冷凍庫、冷蔵庫を次から次にチェック
 
乾物やお酢、調味料もなるべく使い切る努力
キッチンのものは、結構な荷物になるので、計画的でなければなりません。
使えるものは使い、処分できるものは思い切って捨てることも大事。

調味料のストックをチェックして、我ながら貧乏性だ…と思ったものあり。
納豆についているからしやたれをきちんと全部保管してあったのでございます。
ラーメンのスープのもととかもあったりして。
全然使わずに半年以上、一年以上のものもあり。

使えそうなものは日々の料理に使い、
色がちょっと…というものは、当然、即処分いたしました。

引っ越し=断捨離?

とにかく、ありとあらゆるものを仕分けしては、無駄を省いていっております。

今や引っ越しのプロ?という博士と共に、
荷造りもいよいよ大詰めを迎えるのでございます。

2017-06-07

SCHÜTZENFEST

6月3日から我が地元で恒例SHÜTZENFEST(シュッツエンフェスト)が始まりました。
別名HEIMATFEST(ハイマットフェスト)とも申します。
日本語で射撃祭または故郷祭り?って言うのでしょうかね。

何でもその昔、各町々を守る自警団が結成されたことが事の始まりだとか。
我が地域Meerbusch Büderich の射撃会は1567年からの歴史がございます。

そして、このように伝統行事となりまして、毎年パレードがございます。

馬にまたがり颯爽と。。。
ドイツ人は制服好き。
こうして制服姿で行進するのがたまらないとか。
ははは…本当か?
 馬車もございます
 こんな可愛い騎士団のスタイルもあり
 お孫さんと参加の方もあり
 ズカジャカ行進は続く・・・
 おじ様たちもしばし談話
 素敵なご婦人たちも登場
 
 ご当地ブラスバンドもございます
そして大砲もあるのです 
実際に自警団は今の時代はございませんが、
このように伝統として会は存在し続けているのです。

そして、毎年SCHÜTZENKÖNIGという王様も選ばれます。
その年の射撃の当たりが一番の方が王様になるのです。
地元紙には必ず、王様とお妃さまが紹介されるという。
カーニバルもそうですが、地域を挙げての大盛り上がり行事の一つなのです。
特に近郊Neuss(ノイス)のSCHÜTZENFESTはテレビ放送があるほど大規模なもの。

祭りの期間は露店も登場し、子供たちにもウキウキ。
そして、パレード参加者は必ず一杯ひっかけてから行進へ向かうのが日常。
この時期の居酒屋はパレードメンバーを中心に超満員。
朝から夜までビールが大量消費されていくのです。

祭りがあるから飲むのか、飲むために祭りがあるのか。

まあとにかく、今年もズカジャカ行進は賑やかなのでございます。

2017-06-01

ミネラルで蘇る!?

体調を崩して早や一年。
具合が思わしくない時は、本当にどうなることかと不安ばかりが募りました。
時にはお医者様を変わったほうがいいんじゃないかとか、
不信や疑問を抱いたり、要らぬところで焦ったり。

パッと症状が良くならないと、余計なことばかり考えてしまいます。

ここに来て、やっと光が見え始め、薄紙をはぐように体調が向上。
私の主治医は、あれこれ科学的な薬を処方するタイプではなく、
なるべく自然治癒力を活かしながら病気に対処をするという考え。

悪けりゃ点滴でも何でも打って、早く…という日本感覚とは大違い。

この前の診察の際も、年内いっぱいには治るように、
ゆっくり時間をかけて行きましょうと言われました。

何といっても20kg以上の体重喪失があったため、
関節や筋肉の痛みがあることから、ビタミンD3と
ドイツ・ホメオパシーのSchuessler salz
内臓機能回復にBasosyx Hepaなるミネラル成分を処方して頂きました。

そこに加えて、ハンガリーから購入してきた奇跡の薬ベーレシュチェップ。
これをビタミンCと一緒に服用します。

効き目あり!
辛い両肩関節の痛みが軽減致しました。
それを追うように両手の指関節も少し楽になったのでびっくりです。

いずれもミネラル成分のなせる業かと思われますが、
少しずつ効果を実感している毎日でございます。

この中で注目すべきはSchuessler Salz No.1です。
これ、調べましたら筋肉や骨などに良いらしく、
細胞一つ一つを修復し、機能回復につながると。
お医者さま曰く、肌のたるみに効くと言われているそうな。

そこにハンガリーのベーレシュチェップがあれば怖いものなし。
ベーレシュチェップは癌に効果的と言われているもので、
免疫力をかなり強化する働きがあるもの。
実は2度のハンガリー旅行はベーレシュチェップと
ハンガリー・ハーブを購入するのが目的でした。

漢方薬同様、自然のものというのは効果がでるまで時間を要します。
効いているのか…と不安にもなります。

でも、気長にじっくり継続するのが大きなポイント。

化学的な薬を使って即効性を求めるよりも、
自然治癒力を回復させながら健康を取り戻すのがベスト。
ドイツに来てから、自然治癒力を弱めず病を治すという考え方を学びました。

ミネラル摂って、たるんだ筋肉を取り戻すべく、
運動も欠かさず継続して参りたいと存じます。
若返るか!?
乞うご期待!…なんてね。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...