サッカーのEuropameisterschaft (EM/欧州選手権大会)ですが、
7月7日はベストフォーの試合でドイツとフランスが対戦。
7月7日と言えば日本じゃ七夕ですが、ハンガリー人の博士にとっては歴史的な日。
907年、ポジョニの戦いというものがあったそうでございまして、
なんでもヨーロッパ連合軍がマジャール人を全滅しようと
ハンガリーを攻めてきたという日なのだそうです。
『赤子まで一人残らず皆殺しにせよ!』との命令のもと、
東フランク王国(ドイツ)を中心とする11万の軍勢がハンガリーへ。
迎え撃つマジャール軍はわずか4万人。
ですが、結果はマジャール軍の大勝利だったそうな。
なんだかNHK大河ドラマの『真田丸』とかぶるのは私だけでしょうか。
という歴史的背景から、我が家はフランスを応援することに致しました。
ドイツはけがをしている主力選手がいるといえども、選手層が厚い。
控えから登場する若手の選手もなかなかのもの。
ゲルマン人の心臓に毛が生えているメンタルの強さも侮れません。
ドイツ人は誰もがワールドカップに続いて決勝戦進出を信じて疑わない気配。
試合の当日は近所の居酒屋も応援体制の人たちで大賑わい。
スーパーではビールの箱買い、チップスの在庫切れが必須でございます。
で、その試合の結果でございますが…
心ときめかすドイツ人の期待を見事に裏切り、2-0でフランスが勝利。
しかも、最初の1点先制はドイツ選手のハンドによるペナルティキックによるもの。
手が出ちゃったのはマンU所属のドイツのスター選手・シュヴァインシュタイガー。
冗談で『朝刊見出しになるんじゃない?』と言っておりましたら…
地元大衆紙EXPRESSの販売機、ホントに見出しになってる。。
ドイツが負け、外は何もなかったかのような静けさ。
平和な夜となりまして、ぐっすり眠りにつけました。
翌日のメディアでは『ドイツチームはプレーが勝っていた』とのコメントが多々。
自分たちのほうが数段優れていたのに点につながらなかったと。
負けてもゲルマン人は強気なのでございます。
さて、明日は決勝。
あのハンガリーが3-3で引き分けた相手・ポルトガルが登場です。
どんな試合になるのか、楽しみでございます。