10月5日、早朝移動でデュッセルドルフへ参りました。
止むない事情で高いチケットを購入し、朝5時の列車に乗車。
外は真っ暗でも、早起きのドイツ人は沢山。
移動の列車は途中停車駅で乗客が増えていきます。
ところが、途中から天候がいまいちになり、到着が一時間遅延。
用が早めに終了し、予定より2時間ほど繰り上げて帰ることにしました。
電話で博士と列車のスケジュールを確認。
ハノーバー経由かフランクフルト経由で帰ろうかと思案。
ちょっと食材を買い込みたいので、
出発が少し遅いハノーバー経由を選ぶことにしました。
そして、いそいそと和食材を選びに参りました。
ところが、購入目的のマヨネーズが品切れ!
ここで、何となく早く帰りたくなり、
博士のお土産用にお寿司と自分のお弁当だけ買って駅へ。
結果的にフランクフルト経由に乗れることになりました。
この時の選択が後の旅程で運命を大きく分けるとは。
問題はフランクフルトで乗り換え、
ゲッティンゲンへ向かう列車で起こりました。
嵐の影響で列車が途中駅で停車するとのアナウンスが!!
大事なアナウンスの時に、私はトイレにおりまして、
いまいちよく事が呑み込めない。
すぐに席に戻り、隣の人に確認して真っ青!?
ゲッティンゲンまで帰れないかもしれない!!
途中駅のフルダで乗客全員が降ろされる羽目に。
フルダはとって静かで、駅もこじんまりしているとこなのですが、
一挙に人がごった返して、右往左往で大変な状態に。
インフォメーションに並び、なんとか確認を取り、
臨時列車に乗り込んでカッセルまで行けると判明。
臨時列車は帰省ラッシュのごとく超満員で通路も人だらけ。
何とか詰めてもらって無理やり乗り込む。
ぎゅうぎゅう詰めで、みんなお怒りなのでは…と思いましたが、
一緒に乗っていたドイツ人は楽しい人ばかり。
もうみんなあきらめムードを通り越し、
超ハイになっておりまして、冗談は言う、笑いは止まらない。
楽しく目的地KASSEL-WILHEIMSHOEHEに到着。
で…到着駅はカオスです。
(写真:SPIEGEL ONLINEより)
インフォの前に人がおりますが、全然前に進まない。
北ドイツを嵐が襲い、北は全面運休状態。
ベルリンやハンブルグへ向かう人たちは全員途中下車。
先の列車がどうなるかわからないため、立ち往生です。
アナウンスで手持ちのチケットが翌日まで有効とありましたが、
宿泊しなければならないのか、臨時列車が出るのか、
駅の職員も対応に追われ、情報が遅いため大変なことに。
職員の案内で普通列車でゲッティンゲンまで行けることが判明。
ゆらりゆられて乗換駅まで…
日本語に訳すと『どんぐり山駅』
何年ぶりにこの駅で乗り換えるのかしらん。。。懐かしい。
ここまで来たら、家までもう少し。
疲れましたが、空には虹がかかり、青空がちらほら。
外の空気は『嵐なんて本当にあったのか?』と思うほど。
ところが、ゲッティンゲン駅に到着してびっくり。
これまた人、人、人でごったがえし。
外まで人が溢れておりました。
自宅へ戻って、どれほど嵐が酷かったのかニュースをチェック。
何と、嵐で死者7名というとんでもないことに。
おまけに飛行機も欠航、列車はほとんどが運行停止。
もしも、ハノーバー経由に乗車していたら、
私はどこかで一泊しなければならなかったと判明。
マヨネーズの在庫がキムさんの店になかったことが、
私の運命を大きく左右するとは。
ちなみに今回の嵐には名前がついております。
Xavier(ゼフィール)って発音するのかしら。
一夜明けてニュースはもっぱらXavier被害について。
空の便も列車もカオスが続いております。