2017-09-16

レトロなケーキ屋さんと入りにくい食堂

忘備録その3です。

たまたま路面電車で移動中、
目に留まってしまったお店がございます。
どうしても心惹かれてしまい、食後のデザートを食べに向かいました。

NordstrasseにあるLiebeck & Gabel
地味なケーキ屋さんでレトロ感あり。
あまり混んでもいなさそうなので、気軽に入店できました。

コーヒーを注文したしましたら、こんな感じで・・・ 
銀のトレーにミルクが何故か二つ
コーヒーの香り、お店の雰囲気が昭和です。

ケーキはボリューム満点 
友人と二人、レトロ感を満喫しておりましたら、
次々にいかにも常連というお客様がいらっしゃいました。

お客様の年齢層は60代~
レトロなワケが呑み込めました。

店内は古さはあっても非常に清掃が行き届き、
ゆったりと時間がながれております。
しかも、メニュー出された後は放っておいてくださるので、
気兼ねなく長居できるという心地よさがございます。

お陰でお喋りをたくさんすることができました。

そして、一度お店の前を通って超気になっていた食堂がございます。
Kaiserswertherstr.47 にあるお店『Dorflaedchen』
お店のホームページなどはございません。
ひっそりしてますが、入るには勇気がいる店構えなのです。

ですが、この度の診察終了後、ランチを求めて参りました。

入ったら、どうやって注文すりゃいいのか分からず。
ぼーっとしていたら、目の前の食事中の小母さんに声をかけて頂く。

メニューはお店のレジ付近に貼ってあり、
日替わりランチを5ユーロで頂けるようです。

この日はマッシュポテトとほうれん草に目玉焼きセット
注文をお願いして席につきましたが、
お客様は何故か皆さま年金生活の常連客ばかり。

先程のケーキ屋さん同様、近隣のご年配客に人気のようです。

おばあちゃんたちの会話は、糖尿病と神経痛をメインに
骨の病気がどうの・・・とか、もっぱら健康の話題が中心。

そんなところへ私の料理が運ばれ、
店主のおばあちゃんが、いきなりここで、
「今年いっぱいで店を閉めることにしたわ」と重大発表がっ!?

ええっつという驚きの空気が店中に行きわたり、
思わず私まで、まあなんてこと…とつられてしまった。

「25年間働き続けたのよ。25年よ」と店主おばさま。
「店を継いでくれる人もいないしね・・・」

これを聞いて思わず、私がっ!って言いそうになったりして。
常連客の小母様たちの残念そうなため息とともに、
25年頑張ったわねという労いの言葉が口々に語られておりました。

すると、何故かここで店主おばちゃまからチョコプディングのおススメが。
なんと、タダでチョコプディングをデザートに頂くことに。

お料理で十分満腹だったのですが、
せっかっくのご好意をお断りするのはあまりにもはばかられ、
頑張って完食させて頂きました。
もう、お腹超はちきれそうなまま、お会計を済ませ、
お礼を言って帰路につきました。

本当はランチもデザートも写真を撮りたかったのですが、
パシャリとやるにはあまりにも勇気が要るため断念。

糖尿病や閉店話の最中に、シャッターは切れませんでした。

お料理は本当に、コスパに優れて最高でした。
年末の閉店前に、もう一度訪れてみたいお店でございます。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...