歳を重ねるたびに、一年経過を早く感じます。
毎年、おんなじことを言っているようですが、本当に時間というのは早い。
私のドイツ在住も丸10年を迎え、11年目に突入。
こんなに長く住むとは思っておりませんでした。
ですが、海外生活も10年となりますと、
日本へ生活基盤を戻すことに腰が引けるのも事実。
日本は確かに便利で、本当に住みやすい国だと思うのですが、
仕事をする私としては、ドイツの労働環境は捨て難い。
病気をしても、お休みを取りやすい環境であるし、
有給休暇もしっかり取れてと、いう事なしなのです。
日本なら、休むことに罪悪感を感じながら…というのが常。
病気で長期休む場合は、有休を消化するのが当たり前。
それに比べて、ドイツは実に人間的でございます。
まあ、今は全ての会社がそうだとは言い切れませんが…。
それにしても、やっぱりドイツの労働環境はヨロシイのでございます。
さて、11月も半ばを過ぎますと、クリスマスマーケットが始まり、
巷もクリスマスに向けてムードが盛り上がって参ります。
会社でもパーティが行われたりのシーズン。
うちの会社もこの金曜日がパーティでございました。
今年は参加しましょうと、準備万端の私でしたが、
当日になって胃腸が絶不調になり、タクシーで帰宅と相成りました。
グリアジンというタンパク質にアレルギー反応があると判明してから、
パンなどは食べておりませんで、私の昼食はもっぱらこんな感じ。
コーン、豆、ツナのサラダとキヌアと粟のチキンスープ仕立て
こんな感じの昼食を朝は10時頃、そして13時頃と2回に分けて頂くのです。
ところが、調子に乗って連日残業をしたのと、
どうにも腸が相当弱っていたのが重なったのか、
楽しみにしていたクリスマス・パーリィ当日にダウンしてしまいました。
土曜日に少し良くなって、空腹を感じて簡単な食事をしたのですが、
その後がどうもよろしくない。再びダウン。
それで、いっそファスティングをしたほうが良いと考え、
鶏手羽先を使ってスープを作りました。
ポロネギ、昆布、ニンジン、ショウガ、ニンニク、干しシイタケで調理
フランス産の天然海塩を使って頂きます。
病院の先生から、長期間、アレルギーを放っておいたため、
想像以上に腸の機能とバクテリアが弱っていると言われました。
とにかく、何をどう食べても便通に問題が相当あり、
消化機能が思うように働いていないのがはっきり分かるのです。
それに、再び食べて良いと言われたチーズやヨーグルトはアウトの模様。
しかも小麦やお米の代わりに選んだキヌアと粟もダメなようです。
乳製品は、食べて数分後に鼻水ダダ漏れ、
穀物はしばらくしてから口の中が痒くなるのです。
なんて七面倒くさい体になってしまったのか。
でも、嘆いても、怒っても体はすぐには変われない。
ここは性根を据えて、自分の体と向き合うしかないのです。
医療の力を借りつつも、自分の管理も大切な事。
体の声を聴きながら、必ず克服していこうと再決意。
わけのわからない病気でシンドイですが、
体についての新しい発見も多く、プラスになることも多々。
今年はハンガリーでクリスマスを過ごすのですが、
天然ハーブをたっぷり味わいながら、健康回復に努めたいと存じます。