トマトは旬で言えば夏のお野菜。
ですが、いつ頃からでしょう。
年中通してスーパーの野菜コーナーに並ぶようになりました。
ドイツでもトマトと生のバジルは年中無休。
値段こそ違えども、いつでも買える代物となっております。
ドイツのトマトは旬には地元産も並びますが、
ほとんどが隣国オランダからやって来るとか。
年間を通して大量に栽培されているそうでございます。
どの季節に買っても、こんな感じの真っ赤なトマト
昔、八百屋で目にしたトマトというものは、こんな全身真っ赤じゃございませんでした。
上のほうが青かったり、香りも青臭さと太陽の暖かさが混ざった感じ。
そんな味のトマトを最後に食べたのはいつだったか。
博士曰く、この全身真っ赤なトマト、実に不自然。
トマトの皮を厚くするために、トカゲの遺伝子の一部が組み込まれているらしい。
トランスポートの際に、傷ついたりしないようにするのでしょうかね。
痛まないようにすることが目的なんだと。
ネットの記事でそんなものを見つけてしまいましたが、
それでも簡単に野菜摂取ができるトマトを、季節外れでも買ってしまう恐ろしさ。
なんとなく、ビオなら問題ないだろうと信じて購入。
ちょっと普通のトマトよりお値段お高め。
博士も一応気を使って、ご近所スーパーでビオトマトを買って参りました。
お昼メニューにクスクスを作ろうと、いつものように種を取ろうとしてみたら・・・
な、なん、なんじゃこれはっ!?
おわかりいただけるだろうか…中の種からトマトの芽がっ!!
半世紀生きてきた人生で、こんなの初めて。
トマトの芽が、トマトの中から?
イコール、目が出るほどスーパーの棚で放っておかれたってことじゃ?
イコール、目が出てもカビが生えてこないってどういうこと?
トマトの皮はトカゲの遺伝子…ってことと、この珍芽のことが頭の中を交差する。
ビオなのに、一体トマトに何をしたって言うんだろう。
考えれば、考えるほど、恐ろしい。
野菜は体にいいって、それって本当なんだろうかと思ってしまう。
今日買ってしまったトマトを最後に、来年の夏までトマトは買わない。
缶詰や瓶詰は買うかもしれないけど。
えっ?缶詰のトマトも出所は同じ!?
ごもっとも。
この年齢で農業を営みたいと、真剣に考える今日この頃なのでございます。