2017-01-02

2017年 謹賀新年


皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、昨年はクリスマスをブタペストで過ごし、
ストレス開放&体調回復に努めておりました。

「ブタペストの冬に良い思い出はない…」と渋る博士を説得し、
往復列車に揺られての旅を楽しんでまいりました。

毎日曇り空のブタペストでしたが、その代わり気温は暖かく、
-1~-4℃で、北海道の寒さといいとこ勝負。
私は帽子も不要で、まあまあ何とかなりました。

いつものことですが、とにかく見どころが多すぎて時間が足りない。


今回は中央市場が徒歩圏内というアパートメントホテルに滞在。
地下鉄4番、3番、市電も利用可の好立地。
しかも周辺は安全かつ静かでした。
Georgina Apartment というところで、Booking.comで予約致しました。

キッチン、ベッドルーム、居間とゆったりとしており快適。
しかもシーズンオフで少しお安め、一泊二人で36ユーロでございます。

玄関前にはこんな珍客も…
どこかのお部屋の飼い猫かと思われます。

築100年以上の建物ですが、ドイツと違い部屋の中が温かい。
ドイツはどうして暖房つけても部屋の中が寒いのか…10年住んでも七不思議のまま。

博士曰く 「もともとの作りが違う」(かなり上から目線…)

今回は半年以上不調の私が、あるものを入手するために旅立ったのですが、
ハンガリーは人も、食べ物も充実しすぎて、本当に癒されます。

旅の詳細は順にご報告したいと思いますが、
ドイツに戻るのが嫌になるほど楽しんで参りました。

体調も少し上向き。
元気を取り戻しつつ、明日からお仕事でございます。

2016-12-08

十一年目の師走

12月に入り、お天気が良い日が続いております。

スッキリ晴れた日は、太陽燦々。
ですが、気温はキリリと寒く、冷え冷えになるのです。

こんな日が続きますと、周りもゴホゴホ…体調を崩す人も。
ノロウィルスが流行り始めているなんて、ニュースもあったりです。

しばし風邪と無縁の私でしたが、先週末から少し体調を崩し気味。
どうもお腹の調子が再びイマイチとなり、
火曜日から大事を取ってお休みすることになりました。

そんなところへ、日本の友人からこんなものが送られてきました。

文庫本二冊
左の『ゆっくり動くと人生が変わる』という本、
読み終えましたが、学ぶこと多しでした。

自律神経について書かれた本なのですが、思い当たる節も多く、
自分がどうして体を壊してしまったのか、よ~く振り返ることもできました。

昨日から池波正太郎氏の『ル・パスタン』を読み始めましたが、
これまた奥が深く、読んでいて落ち着く本。

昭和生まれとしては、共感できることもあり、
どこか懐かしい匂いがするエッセイです。

ドイツで迎える師走も十一回目となりましたが、
10年過ぎるのは、本当にあっという間でした。

在独10年目で体調を大きく崩すという2016年。
色んなことが頭の中を駆け巡りました。

ただ、病気になって人生全般、ちょっと大げさかもしれませんが、
生き方とか、自身の心を見つめなおすとか、
今までにはできなかった内面の整理というものができた気が致します。

人生、半世紀も生きてまいりますと、
ものの見方というものが、本当に変わります。


2017年、まずは健康を目指しつつ、
しなやかにまたひとつ、年を重ねられたらと思います。

少し早いですが、皆様も良い年の瀬、
そして新しい年をお迎えくださいませ。

2016-11-27

クリスマス・パーリィ

歳を重ねるたびに、一年経過を早く感じます。
毎年、おんなじことを言っているようですが、本当に時間というのは早い。

私のドイツ在住も丸10年を迎え、11年目に突入。
こんなに長く住むとは思っておりませんでした。

ですが、海外生活も10年となりますと、
日本へ生活基盤を戻すことに腰が引けるのも事実。

日本は確かに便利で、本当に住みやすい国だと思うのですが、
仕事をする私としては、ドイツの労働環境は捨て難い。

病気をしても、お休みを取りやすい環境であるし、
有給休暇もしっかり取れてと、いう事なしなのです。

日本なら、休むことに罪悪感を感じながら…というのが常。
病気で長期休む場合は、有休を消化するのが当たり前。

それに比べて、ドイツは実に人間的でございます。

まあ、今は全ての会社がそうだとは言い切れませんが…。
それにしても、やっぱりドイツの労働環境はヨロシイのでございます。

さて、11月も半ばを過ぎますと、クリスマスマーケットが始まり、
巷もクリスマスに向けてムードが盛り上がって参ります。

会社でもパーティが行われたりのシーズン。
うちの会社もこの金曜日がパーティでございました。

今年は参加しましょうと、準備万端の私でしたが、
当日になって胃腸が絶不調になり、タクシーで帰宅と相成りました。

グリアジンというタンパク質にアレルギー反応があると判明してから、
パンなどは食べておりませんで、私の昼食はもっぱらこんな感じ。

コーン、豆、ツナのサラダとキヌアと粟のチキンスープ仕立て

こんな感じの昼食を朝は10時頃、そして13時頃と2回に分けて頂くのです。

ところが、調子に乗って連日残業をしたのと、
どうにも腸が相当弱っていたのが重なったのか、
楽しみにしていたクリスマス・パーリィ当日にダウンしてしまいました。

土曜日に少し良くなって、空腹を感じて簡単な食事をしたのですが、
その後がどうもよろしくない。再びダウン。

それで、いっそファスティングをしたほうが良いと考え、
鶏手羽先を使ってスープを作りました。 
ポロネギ、昆布、ニンジン、ショウガ、ニンニク、干しシイタケで調理

フランス産の天然海塩を使って頂きます。

病院の先生から、長期間、アレルギーを放っておいたため、
想像以上に腸の機能とバクテリアが弱っていると言われました。

とにかく、何をどう食べても便通に問題が相当あり、
消化機能が思うように働いていないのがはっきり分かるのです。

それに、再び食べて良いと言われたチーズやヨーグルトはアウトの模様。
しかも小麦やお米の代わりに選んだキヌアと粟もダメなようです。

乳製品は、食べて数分後に鼻水ダダ漏れ、
穀物はしばらくしてから口の中が痒くなるのです。

なんて七面倒くさい体になってしまったのか。

でも、嘆いても、怒っても体はすぐには変われない。

ここは性根を据えて、自分の体と向き合うしかないのです。

医療の力を借りつつも、自分の管理も大切な事。
体の声を聴きながら、必ず克服していこうと再決意。

わけのわからない病気でシンドイですが、
体についての新しい発見も多く、プラスになることも多々。

今年はハンガリーでクリスマスを過ごすのですが、
天然ハーブをたっぷり味わいながら、健康回復に努めたいと存じます。

2016-11-26

今年最後の週末散歩 Hamburg

先々週、博士と二人で一泊二日のハンブルグ旅行へ参りました。

新幹線に揺られて…
6時台の早朝出発。

朝早いと列車も空いていて静かです。

この日のハンブルグ、信じられないほどの快晴。
11月でこれほどの青空は滅多にないこと。




散歩しながら娘が学ぶ大学へ。
お昼ご飯は大学のメンザ(学生食堂)で頂くことに。

娘から、計り売りなので、一皿にできる限り盛るようにと言われ… 
アレルギーのある私は、とにかく野菜を乗せ放題。
これで一皿4.70ユーロ。

平日の大学食堂は、観光客がよく食事に来るとか。
メンザから港を眺めながらお安く食事ができるので、
隠れた人気スポットなんだそうです。驚き。

食事を済ませて船で湾内一周することに。
 
ハンブルグチケットなるもので、美術館が割引になったり、
公共交通機関乗り放題などが可能ですが、
私たちは美術館を見ることのないので、通常の地下鉄一日乗車券を購入。
交通機関A区域用のものを購入すれば、それでこの船も乗れるのです。 
夏ならデッキが最高ですが…寒すぎ。

ハンブルグ、なかなかどうしてホテルはお高め。
お値段まあまあ、朝食付きで割と評判の良いホテルを予約致しました。
美術館近くのHotel Fink 
古い建物のワンフロアを改装して、ホテルとして使用。
部屋は綺麗に清掃が行き届いておりました。
ただ、欠点がひとつだけ。

トイレがまさかの共同だった。

シャワールームが取ってつけたようなものが
部屋にあったのは許せました。

ですが、トイレが廊下に一か所だけ。
腸が不調な私は、ちょっと青ざめた瞬間。

でも…
朝食を頂いた食堂が可愛かった。 
 アンティークのタイルが素敵
ホテルの朝食はまあ、ドイツ国内似たようなのものなので、
特筆すべきことはございませんでした。

ただ、ホテルがある区域はとても閑静で雰囲気あり。
これで二人で一泊90ユーロ。

うーんいかがなものか。
トイレの事を考えたら、もう30ユーロ安くてもいいかも。

翌日は冬景色のハンブルグへ逆戻り。
 北海道の寒さにとても似ていて懐かしい感じ。
雪が降ると雰囲気があってよいのですが、
とにかくシバレる冬のハンブルグ。

次回は夏に…ということで、帰路についた次第でございます。

2016-11-07

体重2キロ減

ドイツも柿が美味しい季節になっております。

腸ガンジダが一掃され、果物を食べても良くなりました。
米、小麦、卵、大豆がダメになった今、果物復活は願ったり叶ったり。
食事とバランスよく頂いております。

好物の柿はゼリーのような食感の完熟ものがベスト
主食を粟などにしまして、かぼちゃ、魚、お肉などを食した週末。
それで驚いたことがひとつ。

なんと、金曜日から体重が-2kg減っているのです。

体重計が壊れたんじゃないのか!?

あまりに短期間で減量してしまったので、念のため病院へ行ってきました。
そして、不安だったので、「セリアック病の検査」を申し出てみたのです。

そうしましたら、私の場合は腸の病理検査から診て、
セリアック病ではないのだそう。
ほっ…一安心。

症状があまりに酷似しているので、間違いなくこの病では…
と、思ったのですが、先生から
「セリアックの場合はグルテンに反応があります」
私はグルテンではなく、グリアジンへのアレルギー。
似て非なるものだという事でした。

それで、アレルギー治療がいかほどかを伺ったのですが、
保険適用外のため、3種類のアレルギー治療で650ユーロ也。

あらら…そんなにかかるわけ。

日本へ往復できちゃう格安航空券分よりお高い。

まあ、パンやお米が食べられなくても、別に死ぬわけじゃなし。
ホメオパシーという選択もあるので、ここはもう少し熟慮することに致します。

それにしても、人間の体というのはなんなんでしょう。
ある日突然、こんなけったいなアレルギーになってしまうとは。
ドイツで免疫力、めちゃめちゃ弱くなったのでしょうか。

恐るべし、ゲルマン環境。

とにかく、きれいに痩せたからいいだろう。
許してやろう、アレルギー。

闘いはまだまだ続くのでございます。

2016-11-06

雑穀三兄弟とパプリカの肉詰めトマトソース煮込み

お米、小麦以外に頂ける雑穀をご近所BIOショップで入手致しました。

アマランサス、粟、白キノア
食の救世主、雑穀三兄弟でございます。

三種類適量に混ぜ合わせ、約2倍~3倍の量のお水を加えて沸騰。
(お塩一つまみを加え、煮立った際にアクを掬い取ります)

それから火を止めてしばし放置するだけ。
私は蒸らす前にオリーブオイルを加えてしまいます。

本日のメインディッシュはパプリカの肉詰めトマトソース煮込み
こんな組み合わせで、雑穀ディナーももウマウマ 。
アレルギーであれもこれも食べられない…と、深刻に考えるのを辞めました。

それより、あれもこれも試せる!
これとこれは食べられる!と、楽しくメニューを考えることに致しました。

体調を崩した当初は、一体何を食べればいいのかと深刻に悩みました。
食べることがなにより好きな私にとってはショックなことばかり。
おまけに、体を気遣って食べているものが更なる不調を招き、
原因がわかるまでの長い長い数カ月。

外食にも制限があり、楽しめない。
どこかに招かれても周囲に気を使わせてしまう云々。

私だってなりたくてなった病ではございません。
それなりに悩みましたし、落ち込みも致しました。

ですが・・・
病に心までやられてはいけないのです。

ここですべての不調の原因が分かったことが幸運。
世の中には、もっと深刻にアレルギーで悩んでいる人も沢山います。

この際、食と上手に向き合いながら、アレルギーとお付き合いしたいもの。
また、食の安全、生活全般についても多く学ぼうと決めました。

生活に新たな変化をくれた病に感謝でございます。

2016-11-05

続・アレルギー

年間で最も暗い季節と言われる11月に突入いたしました。
ドイツでは、自殺者が一番多い季節とも申します。

人間、太陽が少ないと気分もマイナス傾向になるようです。
お日様の光って大事なんですね。

さて、フルタイムで仕事もできるようになり、残業までこなすようになれました。
体力がかなり回復しているのを実感する今日この頃。
ところが、どうも消化の調子に問題があり、イマイチすっきりこない。

原因は米、大豆、卵アレルギーと言われたので、
それらの食品に気を遣うも便秘が絶えない。
便秘に加えて酷い鼻水ダダ漏れ、皮膚のかゆみもあり。

加えて、これは以前から気になっていたのですが、
どうもパンを食べた後、口の中の上あごの奥が痒くなるのです。

食に気を付けても、あまりにお腹が張り、消化機能が停滞している。
便秘薬を飲むのも体には逆効果なので、病院へ駆け込みました。

そして、不調から半年を経過して分かった新事実がひとつ。

なんと、グリアジンアレルギーだと判明!

なんでしょ?それ?と、思う方がほとんどかと。

グリアジンとは主に小麦に含まれるたんぱく質のひとつらしい。

なので、米、大豆、卵に続き、小麦粉も頂けなくなりました。

グリアジンアレルギーならば、お米はオッケーなのでは?
と、思ったのですが、私は米もアレルギー反応が出たためアウト。
53歳でこんな面倒な体に、しかも異国の地でなってしまうとは。
これぞまさしく、青天の霹靂。

グリアジンを含まないもの…トウモロコシ粉
クスクスを食べると調子が悪くなる原因がこれでわかりました。
グリアジンが悪さをするため、とんでもない膨満感に襲われるのでした。

自宅でグリアジンのことをググりまくる。

日本よりドイツのサイトで検索するほうが、色んな情報を入手できました。
小麦の国なので、私と同じ問題を抱えている人が多いようです。

それで分かったことは、私はおそらくセリアック病だということ。
ドイツでもセリアック病の患者は増加傾向にあるらしく、
その数も推定40万から80万人だと。
(ちなみに、私もこの中のひとりということ)

また、今朝見つけたネットの記事では、牛乳と小麦不耐症だと。
ざっくりと申し上げますと、
小麦粉はグリアジン、牛乳はカセインという成分が問題らしい。

牛乳、小麦は神経にモルヒネのような作用を起こさせ、
際限のない食欲を起こしたり、慢性的な倦怠感、眠気を誘ったりするそうです。

私が一時期、異常な倦怠感に襲われ続けた原因は、ここにあるわけです。

また、ドイツでは国民病と言われている片頭痛。
牛乳と小麦はこの原因の一つとも言われているそうです。

まあ、とにかく、面倒なことになりました。

それより、限られた食材で栄養補給するには、色々知識が必要。
まずは、主食となるものを確保せねばなりません。

グリアジンを含まない雑穀とは何ぞや!?

とうもろこし以外に、大豆以外の豆、イモ類はOK
と、お医者様に教えて頂いたのですが、
その他の食材は何かあるのかしら…またまたググる。

キヌア、アマランサス、粟(ドイツ語:Hirse)、トウモロコシ粉(Meißmehl)

幸い、いずれもドイツのBIOshopで入手できるものばかり。
身近でそろえられることに感謝です。

本日より、グリアジンなしの食事、楽しんでみたいと存じます。

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...