2016-11-26

今年最後の週末散歩 Hamburg

先々週、博士と二人で一泊二日のハンブルグ旅行へ参りました。

新幹線に揺られて…
6時台の早朝出発。

朝早いと列車も空いていて静かです。

この日のハンブルグ、信じられないほどの快晴。
11月でこれほどの青空は滅多にないこと。




散歩しながら娘が学ぶ大学へ。
お昼ご飯は大学のメンザ(学生食堂)で頂くことに。

娘から、計り売りなので、一皿にできる限り盛るようにと言われ… 
アレルギーのある私は、とにかく野菜を乗せ放題。
これで一皿4.70ユーロ。

平日の大学食堂は、観光客がよく食事に来るとか。
メンザから港を眺めながらお安く食事ができるので、
隠れた人気スポットなんだそうです。驚き。

食事を済ませて船で湾内一周することに。
 
ハンブルグチケットなるもので、美術館が割引になったり、
公共交通機関乗り放題などが可能ですが、
私たちは美術館を見ることのないので、通常の地下鉄一日乗車券を購入。
交通機関A区域用のものを購入すれば、それでこの船も乗れるのです。 
夏ならデッキが最高ですが…寒すぎ。

ハンブルグ、なかなかどうしてホテルはお高め。
お値段まあまあ、朝食付きで割と評判の良いホテルを予約致しました。
美術館近くのHotel Fink 
古い建物のワンフロアを改装して、ホテルとして使用。
部屋は綺麗に清掃が行き届いておりました。
ただ、欠点がひとつだけ。

トイレがまさかの共同だった。

シャワールームが取ってつけたようなものが
部屋にあったのは許せました。

ですが、トイレが廊下に一か所だけ。
腸が不調な私は、ちょっと青ざめた瞬間。

でも…
朝食を頂いた食堂が可愛かった。 
 アンティークのタイルが素敵
ホテルの朝食はまあ、ドイツ国内似たようなのものなので、
特筆すべきことはございませんでした。

ただ、ホテルがある区域はとても閑静で雰囲気あり。
これで二人で一泊90ユーロ。

うーんいかがなものか。
トイレの事を考えたら、もう30ユーロ安くてもいいかも。

翌日は冬景色のハンブルグへ逆戻り。
 北海道の寒さにとても似ていて懐かしい感じ。
雪が降ると雰囲気があってよいのですが、
とにかくシバレる冬のハンブルグ。

次回は夏に…ということで、帰路についた次第でございます。

2016-11-07

体重2キロ減

ドイツも柿が美味しい季節になっております。

腸ガンジダが一掃され、果物を食べても良くなりました。
米、小麦、卵、大豆がダメになった今、果物復活は願ったり叶ったり。
食事とバランスよく頂いております。

好物の柿はゼリーのような食感の完熟ものがベスト
主食を粟などにしまして、かぼちゃ、魚、お肉などを食した週末。
それで驚いたことがひとつ。

なんと、金曜日から体重が-2kg減っているのです。

体重計が壊れたんじゃないのか!?

あまりに短期間で減量してしまったので、念のため病院へ行ってきました。
そして、不安だったので、「セリアック病の検査」を申し出てみたのです。

そうしましたら、私の場合は腸の病理検査から診て、
セリアック病ではないのだそう。
ほっ…一安心。

症状があまりに酷似しているので、間違いなくこの病では…
と、思ったのですが、先生から
「セリアックの場合はグルテンに反応があります」
私はグルテンではなく、グリアジンへのアレルギー。
似て非なるものだという事でした。

それで、アレルギー治療がいかほどかを伺ったのですが、
保険適用外のため、3種類のアレルギー治療で650ユーロ也。

あらら…そんなにかかるわけ。

日本へ往復できちゃう格安航空券分よりお高い。

まあ、パンやお米が食べられなくても、別に死ぬわけじゃなし。
ホメオパシーという選択もあるので、ここはもう少し熟慮することに致します。

それにしても、人間の体というのはなんなんでしょう。
ある日突然、こんなけったいなアレルギーになってしまうとは。
ドイツで免疫力、めちゃめちゃ弱くなったのでしょうか。

恐るべし、ゲルマン環境。

とにかく、きれいに痩せたからいいだろう。
許してやろう、アレルギー。

闘いはまだまだ続くのでございます。

2016-11-06

雑穀三兄弟とパプリカの肉詰めトマトソース煮込み

お米、小麦以外に頂ける雑穀をご近所BIOショップで入手致しました。

アマランサス、粟、白キノア
食の救世主、雑穀三兄弟でございます。

三種類適量に混ぜ合わせ、約2倍~3倍の量のお水を加えて沸騰。
(お塩一つまみを加え、煮立った際にアクを掬い取ります)

それから火を止めてしばし放置するだけ。
私は蒸らす前にオリーブオイルを加えてしまいます。

本日のメインディッシュはパプリカの肉詰めトマトソース煮込み
こんな組み合わせで、雑穀ディナーももウマウマ 。
アレルギーであれもこれも食べられない…と、深刻に考えるのを辞めました。

それより、あれもこれも試せる!
これとこれは食べられる!と、楽しくメニューを考えることに致しました。

体調を崩した当初は、一体何を食べればいいのかと深刻に悩みました。
食べることがなにより好きな私にとってはショックなことばかり。
おまけに、体を気遣って食べているものが更なる不調を招き、
原因がわかるまでの長い長い数カ月。

外食にも制限があり、楽しめない。
どこかに招かれても周囲に気を使わせてしまう云々。

私だってなりたくてなった病ではございません。
それなりに悩みましたし、落ち込みも致しました。

ですが・・・
病に心までやられてはいけないのです。

ここですべての不調の原因が分かったことが幸運。
世の中には、もっと深刻にアレルギーで悩んでいる人も沢山います。

この際、食と上手に向き合いながら、アレルギーとお付き合いしたいもの。
また、食の安全、生活全般についても多く学ぼうと決めました。

生活に新たな変化をくれた病に感謝でございます。

2016-11-05

続・アレルギー

年間で最も暗い季節と言われる11月に突入いたしました。
ドイツでは、自殺者が一番多い季節とも申します。

人間、太陽が少ないと気分もマイナス傾向になるようです。
お日様の光って大事なんですね。

さて、フルタイムで仕事もできるようになり、残業までこなすようになれました。
体力がかなり回復しているのを実感する今日この頃。
ところが、どうも消化の調子に問題があり、イマイチすっきりこない。

原因は米、大豆、卵アレルギーと言われたので、
それらの食品に気を遣うも便秘が絶えない。
便秘に加えて酷い鼻水ダダ漏れ、皮膚のかゆみもあり。

加えて、これは以前から気になっていたのですが、
どうもパンを食べた後、口の中の上あごの奥が痒くなるのです。

食に気を付けても、あまりにお腹が張り、消化機能が停滞している。
便秘薬を飲むのも体には逆効果なので、病院へ駆け込みました。

そして、不調から半年を経過して分かった新事実がひとつ。

なんと、グリアジンアレルギーだと判明!

なんでしょ?それ?と、思う方がほとんどかと。

グリアジンとは主に小麦に含まれるたんぱく質のひとつらしい。

なので、米、大豆、卵に続き、小麦粉も頂けなくなりました。

グリアジンアレルギーならば、お米はオッケーなのでは?
と、思ったのですが、私は米もアレルギー反応が出たためアウト。
53歳でこんな面倒な体に、しかも異国の地でなってしまうとは。
これぞまさしく、青天の霹靂。

グリアジンを含まないもの…トウモロコシ粉
クスクスを食べると調子が悪くなる原因がこれでわかりました。
グリアジンが悪さをするため、とんでもない膨満感に襲われるのでした。

自宅でグリアジンのことをググりまくる。

日本よりドイツのサイトで検索するほうが、色んな情報を入手できました。
小麦の国なので、私と同じ問題を抱えている人が多いようです。

それで分かったことは、私はおそらくセリアック病だということ。
ドイツでもセリアック病の患者は増加傾向にあるらしく、
その数も推定40万から80万人だと。
(ちなみに、私もこの中のひとりということ)

また、今朝見つけたネットの記事では、牛乳と小麦不耐症だと。
ざっくりと申し上げますと、
小麦粉はグリアジン、牛乳はカセインという成分が問題らしい。

牛乳、小麦は神経にモルヒネのような作用を起こさせ、
際限のない食欲を起こしたり、慢性的な倦怠感、眠気を誘ったりするそうです。

私が一時期、異常な倦怠感に襲われ続けた原因は、ここにあるわけです。

また、ドイツでは国民病と言われている片頭痛。
牛乳と小麦はこの原因の一つとも言われているそうです。

まあ、とにかく、面倒なことになりました。

それより、限られた食材で栄養補給するには、色々知識が必要。
まずは、主食となるものを確保せねばなりません。

グリアジンを含まない雑穀とは何ぞや!?

とうもろこし以外に、大豆以外の豆、イモ類はOK
と、お医者様に教えて頂いたのですが、
その他の食材は何かあるのかしら…またまたググる。

キヌア、アマランサス、粟(ドイツ語:Hirse)、トウモロコシ粉(Meißmehl)

幸い、いずれもドイツのBIOshopで入手できるものばかり。
身近でそろえられることに感謝です。

本日より、グリアジンなしの食事、楽しんでみたいと存じます。

2016-11-01

ヒョウタンみたいなカボチャ

お米を食べられないので、会社へ持参するランチがワンパターン化しております。
最近は旬で調理も簡単なかぼちゃがお友達。

よくピュレーで頂くのは、Hokkaidoという名のオレンジ色のかぼちゃですが、
今回はヒョウタンを不細工にしたような
『Butterkürbis(バターカボチャ)』を試してみました。

こんな感じの断面
たまたま見たテレビの料理番組で使っていたのですが、
これをオーブンで焼いて、スプーンで身をくり抜くと調理も簡単だと。

それで、試しにオーブンでまねっこしてみました。

焼くと皮もツルりんと簡単に剥けるので、すりつぶすも良し、
サラダに使うも良しでございます。

私は皮を剥いてから小さく切って、タッパに保管。

オートミールと一緒にピュレーにしたカボチャを瓶詰にしたり、
サラダにしてランチに持参しようと思います。

カボチャをすり潰して香辛料やクリームチーズと混ぜ合わせ、
パンに塗ったりするのも良しですね。

準備だけしておけば、応用色々でございます。

明日のランチはキノアのサラダとかぼちゃのピュレ。
ビーガンメニューで参りたいと存じます。

2016-10-31

アレルギー

50歳を過ぎて、食物アレルギーになるなんて。
しかも米、大豆、卵のアレルギー。

いずれも和食によく顔を出す素材だけにショック。
カレーを作ってもご飯は食べられないので、ナンでいただくとか。
寿司もネタだけ?

大好きな厚焼き玉子もお預けでございます。

幸い、小麦は大丈夫なので良かったのですが、
パンを食べたあと、たまに上あごの奥の部分が痒くなったり致します。

栗を美味しく頂きましたが、ちょっと痒くなっちゃいました。

大豆がだめなので、味噌も醤油もアウトです。

ただ、ラッキーなことに、ドイツにはビオショップという強い味方がございます。
お米の代わりに、こんなものを見つけました。
キノアとクスクス

いずれも熱湯でふやかすだけで即頂ける。
塩、オリーブオイルで味付けし、サラダ感覚でOK。

そのほかに、BIOオートミールもご飯の代用として食べております。

最近はベジタリアンブームもあり、この手も食材が手軽に購入可能。
お値段もお手頃ですし、米アレルギーの私としては助かっております。

それにしても、アレルギーに悩む人が多いのでは?

昨日はたまたま来客があり、デザートに久々にケーキを焼くことに致しました。
それで、なんなら卵不使用でやってみようと、ネットでレシピをググる。
そうしましたら、まあ、沢山のレシピがあるじゃございませんか。

卵アレルギーのお子さんのために…という方も多かったですね。

アレルギーで食べ物に制限があるって、本当に辛い。
まして自分の子供が…となると、親としては切ない限りかと思います。

アレルギーになって食品全般に限らず、化粧品、洋服…
とにかく色々なことを総合的に考えるようになりました。

これからアレルギー治療を考えなければなりませんが、
その前に、食事を改善することで少しでも健康を取り戻したいと考えております。

ご飯を当分頂けないのは何ですが、
これはこれで食の幅を広げる良い機会と思って、色んなものを試す予定。
新しい素材に巡り合いましたら、大いに楽しんでみようと存じます。

2016-10-30

冬時間、そして栗

本日から、冬時間となりまして、時計の針を一時間マイナス。
いつもより朝寝坊しても、早起きして得した感がございます。

この夏、冬時間が実はめんどうで…いちいち時計の針を変えなくちゃいけません。
今どきはPCやスマホは自動ですから、昔よりは楽ですが、
居間の掛け時計、DVDや目覚まし時計は設定のし直しが必要。
今朝もせっせと時間を合わせておりました。

今日は爽快な青空が広がり、外出気分も盛り上がる。
博士とバスに揺られてフリマへ足を運びました。

フリマですが、なぜか八百屋の出店もあり、
柿やブドウを格安で入手。

それから、この度は旬も後半の栗を購入。
1㎏4.99ユーロ
早速、切れ目を入れてオーブンで焼き栗

粒が大きいので、かなりの食べごたえ。
うまうまでございます。

子供の頃は、栗は拾いに行くもので、買うものではございませんでした。
春先は行者ニンニクと蕗、タケノコ、
秋はキノコと栗を求めて、よく山菜取りに出かけました。

今は何でもスーパーに行けば入手可能。
野山へ出かけ、自然の恵みを探し求めることもなくなりました。
なんだか少し寂しいような…


やっぱり、自然から頂くものは力が違う。
山菜取り、行きたいかも。

自然が私を呼んでいる!?

家賃大幅節約!引っ越しました!

理由あって、10月中旬に引っ越しました。 デュッセルドルフでも人気の地域で、68平米、2.5部屋のお部屋から、 郊外のお隣り町、古巣のMeerbuschでワンルームを見つけました。 広さも34平米、キッチンとバスルーム付き。 広さも半分ならば、家賃も半分です。 フランクフルトなど...