この間、博士の誕生日でございまして、仕事をお休み。
ささやかながら、博士の大好物を作ってお祝いすることに致しました。
大好物はカレーもそうですが、せっかくなのでハンガリー料理をチョイス。
十八番ですが、グヤーシュスープとポガーチャを調理。
今回はお野菜の味を生かして、調味料は塩だけ。
そこで、この季節のスープ作りには欠かせない、Pastinakenという野菜を買いました。
パセリの親戚のお野菜Pastinaken
白いニンジンみたいですが、これがスープに深みを与える。
これを一本加えるだけで、格段に品のある美味しいスープができるのです。
そもそも、ハンガリーで姑が作る絶品スープに使っていて初めて知ったという。
ドイツでは市場に並んだり、冬の時期にはディスカウントスーパーにも登場致します。
スープ以外にもセロリの根同様にマッシュポテトに混ぜたり、
フライドポテトのように揚げて食べたりと、レシピも様々でございます。
博士の誕生日だというせいか、今回は今までの中で特にウマウマに仕上がりました。
塩味スコーンのポガーチャ
バター、豚とガチョウの脂肪を使ってクミンシードを加えます。
これは、博士も絶賛の仕上がりで、自分としても最高点。
グヤーシュはパプリカパウダー、塩のシンプル調味。
ところが深い味わいのスープになりました。
これでハンガリーの赤ワインがあれば言うことなし。
スープ作りにコンソメなど入れる必要はないのです。
お肉と野菜の旨味に天然塩だけで、いくらでもお代わりできるスープになる。
五臓六腑が喜ぶスープの誕生でございます。
ちなみに、グヤーシュにはパプリカパウダーと生パプリカが入ってます。
このパプリカの旨味がスープの味をググッと引き立てるのです。
我が家のお祝い事やおもてなしに何度も登場する料理ですが、
作るほどに腕をあげてきたか…!?
同時に、作るたびにレシピのいろんな発見がございます。
寒い冬の夜に作るスープ。
是非一度、Pastinakenを使ってみてくださいませ。
絶賛されること間違いなしでございます。