2015-09-30

Kölnでインドネシアの日、そしてバタック音楽

 先週の土曜日、博士の音頭でケルンへ参りました。
外出に意気込みを見せる博士。
何故なら、愛するバタック音楽のLIVEがあるという。

バタック音楽とは、インドネシア・スマトラ島の少数民族・バタック人が奏でる音楽。
イスラム教徒が多いインドネシアにあって、キリスト教信仰者が多い民族でもあります。

そして、何よりも音楽をこよなく愛する民族でもあります。

Köln Alte Feuerwacheという文化施設で開催されました。
民芸品が並ぶ露店
 美味しいインドネシア料理も沢山・・・

訪独したバタックの音楽家の生演奏あり
 バタック人は子供の頃から音楽に親しむのです
 これがバタックの太鼓
 ドイツ在住のバタックの女性たちが一堂に…
 訪独したバタックの劇団の女優さんたち
 バタックの女の子は可愛らしい…とってもキュート

インドネシアは海の文化圏のせいなのか、皆さんオープンで明るい。
そして、多くの方が海外で暮らしていらっしゃいます。

バタック民族も世界中に強いネットワークがあるそうです。

この日、何故遠路はるばるバタック人の音楽家や俳優さんたちが来ていたか、
理由は彼らの生活地域にあるトバ湖が、近年汚染が進み、環境問題が深刻化。
そのトバ湖を守ろうと、環境問題を訴える運動のために訪独しているのだとか。

今から10年前までバタック人は湖の水を飲用し、湖での漁業で生計を立てていたそうです。
しかし、外国企業の森林伐採、ペットボトルなどのプラスチックごみなど、
様々な原因で、湖が汚染されてしまったそうです。

夜は湖の環境問題を題材にしたバタック・オペラが上演されました。

OPERA BATAK " WOMEN AT THE LAKE´S EDGE " 

素晴らしい唄、踊り、音楽を堪能。
とにかく、歌手の方の歌声の美しさは群を抜いております。

アジアの音楽を語るにはバタックは外せない。
本当に感動しました。

博士は女優さんたちと記念写真も撮って大満足。
二人とも久しぶりに楽しく充実した一日を過ごしました。

Köln大聖堂と満月に見守られて帰路につきました。
博士がめずらしくはじけた一日でもありました。
よかった、よかった…

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